「「まるで公園みたいだ」「いいもんだな公園も」」東京公園 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「まるで公園みたいだ」「いいもんだな公園も」
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映画「東京公園」(青山真治監督)から。
「公園」に興味があり、タイトルが気になって観始めたら、
故・三浦春馬さん主演で、ちょっぴり切なくなってしまった。
作品中、公園に関する表現が2箇所あった。1箇所目は、
「君さ、もしもさ、何も知らない宇宙人がやってきてだね。
東京ってどんなところか訊いてきたとするね。
君ならどう答える?」と、彼が唐突に訊かれるシーン。
「宇宙人ですか?」と訊き返すと、
その人は、ここぞとばかりに、こう説明する。
「そう宇宙人。地球のことは何も知らない。
僕ならこう答える。東京の中心には巨大な公園がある。
東京はその公園を取り巻くさらに巨大な公園だ。
憩い、騒ぎ、誰かと誰かが出会ったりもする。
僕たちのための公園、それが東京だ」
えっ、これがタイトルの意味?、それを台詞で説明しちゃう?と
少しばかり、驚きを隠せなかった。(笑)
そして2箇所目は、ラストシーンに。
「君の写真は被写体をあったかく包んでいる。まるで公園みたいだ」と、
カメラマン志望の大学生・光司が誉められる。「公園?」と訊き返すと、
「君と話してると、まぁのんびりやってもいいかなって気がしてくる。
いいもんだな公園も」「えぇ、公園好きです」と会話が続く。
公園には「あったかい」「のんびり」ってイメージがあるようだ。
公園がテーマなのか、写真がテーマなのか、微妙だなぁ。(汗)
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