「歌え!グウィネス 再起のために」カントリー・ストロング 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
歌え!グウィネス 再起のために
酒に溺れ心身を病んだ女性カントリー歌手の再起の物語。
日本劇場未公開作。
最近助演が多いグウィネス・パルトロウだが(「アイアンマン」でのペッパーは可愛いが)、久々の主演で魅力を発揮。
特筆すべきはその歌唱力。
上手い上手いというのは聞いていたが、プロ並み!
ストーリー的には「クレイジー・ハート」を思い浮かべ、ジェフ・ブリッジスの名演も相まって味わい深かった同作と比べると少々見劣りするも、役柄がグウィネス自身と被って見え、別の意味で見もの。
マネージャーの夫、人気上昇中のシンガー・ソングライター、新人女性歌手との微妙な関係、新人女性歌手に歌を奪われたりと再起までの道は決して平坦ではないが、それでも彼女は復活ライブツアーに全てを懸ける。
ラストはグウィネスの素晴らしい歌声と共に最高のハイライト。
甘いだけではない、ほろ苦い人生の応援歌。
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