「巨大パチンコ」カイジ2 人生奪回ゲーム kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
巨大パチンコ
チンチロリンにて班長(松尾スズキ)のイカサマを見破り、労働者たちの希望の星となったカイジは109万円を元手に皆を釈放する2億円を作る目的でギャンブルに挑戦する。猶予は14日間だ。
1年前のブレイブマン・ロードにて鉄橋から落ちて死んだ石田(光石研)の娘である裕美(吉高)が借金返済のために働く裏カジノ。そこには巨大パチンコマシーン、通称“沼”にハマって次々と不幸に見舞われる愚か者がいた。そこでカイジは坂崎(生瀬勝久)と知り合い、短期で稼ぐギャンブルはこれだと確信する。
1玉4千円という高額レートの一発パチンコ。攻略しても100%勝てない台だ。月に一度釘の甘いA設定。そこにカイジに負けた利根川(香川照之)が加わり、大当たり11億円を目指す。釘師のゲージをすり替え、ビルごと傾けるという大胆な発想。傾け合戦となったが帝愛側は傾け過ぎたために玉がつまり、強引に球を押し込めようとしたが、最終兵器“風”・・・
前作での社会批判めいたメッセージはカイムで、むしろコメディを織り交ぜた勝負師映画となっていた。だまし、だまされ・・・ギャンブル映画の特徴でもあるが、最後には偽札を爆破され、利根川の勝ち。支配人である一条(伊勢谷)のキャラがどうも納得いかず、ブレイブマン・ロードのもう一人の生き残りであるという設定からも、こうした傲慢な人間が生まれてくることにも疑問。パチンコがメインというのも単調だ。
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