劇場公開日 2011年9月16日

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「ジェームズ・キャメロンは3Dで「ポセイドン・アドベンチャー」をやりたかったのだろうと思った。」サンクタム Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ジェームズ・キャメロンは3Dで「ポセイドン・アドベンチャー」をやりたかったのだろうと思った。

2014年6月19日
PCから投稿

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この映画を見て、インタビュー等で聞いたことはないけれど、ジェームズ・キャメロンは「ポセイドン・アドベンチャー」をかなりリスペクトしているのでは?と思った。

設定は違うけど、内容は「ポセイドン・アドベンチャー」そっくり。

「タイタニック」も結局は「ポセイドン・アドベンチャー」に恋愛をプラスしたものだし、この「サンクタム」は実話を元にしたリアル感に、3D映像をプラスしたものという気がする。

セリフやキャラ設定も似ているところがいっぱいあった。

本当はそのままやりたかったのだろうけど、いろいろ問題があるので、実話を元にした話ということにして、監督も他人にやらせているのではないかな?

いつも思うことだけれど、こういう「ポセイドン・アドベンチャー」をまねした、あるいは影響を受けたであろう映画は数限りなくあるのだけれど、おもしろさは足元にも及ばない。

なぜかよくわからないけれど、魂の入り方が違うというか、映画の持っているオーラみたいなものが全然違うような気がする。

CG全盛時代になって特にそう思うようになった。

昔はお金をかけるところはセットだったけど、現在はCG映像になっている。

CG映像の方がすごいものができるのは当然だけれど、人間味がないような気がする。

「ポセイドン・アドベンチャー」は手書きで描かれた名作絵画みたいなもので、CGや3Dで対抗したり、まねしようとしたりしても無理だと思う。

Push6700