「真の父と出会えた洞窟」サンクタム everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
真の父と出会えた洞窟
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パプアニューギニアの洞窟から脱出を試みるお話。
反抗期みたいな息子に対し、Carlは「お父さんは偉大な冒険家なんだよ!」と散々持ち上げておきながら、いざという時、最も経験値のあるその冒険家の助言に従わない所に矛盾を感じました。極限状態ということなんでしょうが。
それに、探検の過酷さを充分承知なはずなのに、戦車の所で一旦地上に出る努力をしないのもおかしいと思いました。普通なら準備万端にしてから再挑戦するでしょう。あそこから指揮権を息子に与えるという、父親と息子の関係を描くためだけのシーンですね。
洞窟潜水って大変危険で難易度が高く、実際見たことのある専門のダイバーさん達は、担いだり運んだりするボンベ数や機材の量が一般的なダイビングより多いことから、体格の良い男性ばかりだったので、幾ら登山家という設定でも潜水未経験の華奢な女性がジャージ?姿であそこまで潜れたことに違和感を感じました。映画の話としては登場人物が死に過ぎですが、全員助かったという実話の方が奇跡的だと思うので、いっそ実話通りに描いたら良かったのにと思いました。
どこまで本物の洞窟だったかは分からなかったのですが、実際に潜水した所は、撮影スタッフは相当な苦労をされたと思います。
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