「学校上映でも好評」あぜみちジャンピンッ! うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
学校上映でも好評
授業に創作ダンスなどが入り始め、ダンスに興味があがっている。
学校上映は、やっていたが劇場公開されたとは知らなかった。
物語は聾唖の少女がダンスに興味を持つところから始まる。
通学中にジャンピンガールズの練習を見て、麗奈の手引きもありダンスに夢中になる。
麗奈の妹がろう学校通っており、麗奈は手話が出来るため、ゆうきは頼ってしまい、麗奈がケガでチームを抜けるとたちまちギクシャクしてしまう。
ゆうきの手帳を音読するシーンは、皆が次第に打ち解ける大切なシーンで、ダンスに掛ける少女たちの真剣な姿が美しい。
一方、麗奈は大切と思っている妹が聾唖者であると話せずモヤモヤするなど、障害者差別が厳然とある事を感じさせる。
家族ですら、その事で差別されたくないと悩むのだ。
ラストの大会はやはり田舎らしい雰囲気でやや小さな劇場でのダンス大会。
ジャンピンガールズが皆同じ曲でエントリーしてるのはちょっと不思議だったが、ゆうきのためにスピーカーひっくり返すのはビックリした(笑)
聾唖者に音楽はムダみたいな意見もあるが振動で伝わるものもあると感じさせるものがこの作品にある。
尺も短めで、学校上映にも向いている。
人権教育+ダンスへの興味をもたせるには程好い作品だ。
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