劇場公開日 2011年7月23日

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「考えさせられるテーマになのに軽くて見やすい。でもやっぱり深い!」人生、ここにあり! ドライトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0考えさせられるテーマになのに軽くて見やすい。でもやっぱり深い!

2020年8月25日
PCから投稿

「頭はイカレてるけど、バカじゃない」

この映画に出てくる精神障害者は、自らが障害者である自覚と、人としての尊厳・プライドの狭間で生活していた。障害者を障害者としてしか見ない社会の中で、自信は打ち立てられないでいた。

社会の中で自立して生きていく中で、楽しさや希望、自信を見出していくけれど、同時に障害者であることの難しさにも改めて直面することになる。
「生きること」とか「人間とは」とか、そういったことを考えさせてくれる映画。

扱っているテーマや考えさせられる事は重いものの、映画全体のタッチに重苦しさや難しさがなく、むしろ、ょっと笑えるぐらいの感じに作られているところがこの映画の魅力だと思う。

ドライトマト