さや侍のレビュー・感想・評価
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子役が良かった
これは松ちゃんのお笑いだな~って映画ですね。
賛否両論あるんだろうと思います。
もっと深くとか、背景が分からないとか…
そんな感想がありがちな映画ですね。
俺はそんな事ほとんど気にならないタチでして
たぶんいろいろあったんだろうと勝手に妄想します。
そういう見方が好きなんですよ。
だからきっかり描いてくれなくて全然結構。
そういう意味では、割とすんなり入って行けた。
だからと言って、ある意味シュールなこの映画を
手放しで称える事も出来ないが…
ま~日本の文化、日本の笑いの根底の部分。
そんなのを描きたかったんでしょう。
外国受けは良いかもしれません。
最後はちょいと感動してしてしまいました。
いろいろと伝わってきたものがあります。
この映画を、どういう映画か想定して観に行くことで感想が変わってくるのではないでしょうか。
無で行ったほうがいいかもしれません。
私はCMを観ただけで「感動するであろう映画」と思って観に行きました。
「笑える映画」として観にいくのか、時代劇映画として観に行くのか、松本人志監督の映画性を知ってか知らずか、そして一番大事なのが、野見隆明とは誰なのかを知っているかどうかで変わってくると思います。
この映画は、観客各々が「どこに焦点をおいて観るか」で受け取り方が変わる映画と言えるでしょう。
映画内では古風な一発ギャグ的なものが多発します。そのギャグを「今にウケるギャグ」として観るのではなく、時代当時のギャグとして観た方がいいですね。
私としては、とてもいろいろなものを見出すことができた映画でした。
笑いあり涙あり、感動すると分かっていても泣きました。
有名俳優人も少なく、野見さんが素人であるため目立つようになっています。
素人という先入観なしで楽しめました。素人だから良かったんですね。素人のほうが良かった役です。
素人の人は一生懸命さが違うと思いますから。応えようと必死になり、それも伝わってきます。
そして板尾さんが本当にいい味出しています。
子役の熊田聖亜ちゃんもすごく上手で(かわいいです)、野見さんを引き立たせてくれています。(俳優人みんながそうかもしれないですね)
見所は、本当に最後の業をなすときです。
そこから何を見出すのか・・・それが観客任せになっているところ。
本当にいろんな人に見てほしい映画です。
「え、何、わけわかんない」ってなったら、想像力や探究心、感受性が乏しいかもしれません。
本当にいい映画をありがとう。
笑いと裏切り
中々に笑える。終盤に至るまでの30日の行は、映画と言うよりも小ネタの連発であり、素直に面白かった。もちろん映画に、というか長時間見る作品として適した方法で編集されているし、単純に同じように繰り返すのではなく一つ一つの見せ方も変えて飽きがこないように計算されている。この辺はやはり日本を代表する芸人としての職人技というべきか。
一緒に見ていた観客の反応もよかった。というか、日本人があそこまで映画館で笑い声を上げることができるのかと少し感動したくらいだ。
そして、それまで野見が滑稽な道化を言われるがままに演じ続けていただけに、ラストのシーンは鮮烈であり、心を打たれた。しかし、そこに今まで娘から言われたことをオーバーラップさせたところは、やや鼻についた。あのシーンはほぼ無音で撮りきってもらったほうが、侍の潔さを演出できたのではないだろうか。
それにしても、松本人志という人は予想の裏切り方をよく分かっている。それも結末が読めたと嘲笑する観客を両断する、出来のいいミステリ小説のような鮮やかな裏切りだ。この愛すべき道化を殺したくないと観客は皆思っただろう。あの殿のように。そして、切腹のシーンで「よっ、待ってました!」と発破をかけた野次馬がまさしく自分だった。彼らも同様に野見の最期に度肝を抜かれたことだろう。いや、殿の恩情が、そして見物客の野次が野見に切腹を決意させたにちがいないのだ。野見は道化ではなく、侍だったのだから。そして松本人志は周りの予想通りに物事を進めるのを心底嫌う根っからのひねくれ者なのだ。
次の映画も予想もつかない結末が待ち受けていると予想できる。それだけでも松本監督の作品は見続ける価値がある。
感動できなかった期待外れがっかり
えーと見たんですが、客席にはおじさんとおばさんが多くて
感動できるって見たんですけど泣いてる人がまったくいなくて内容も
30日の業?あれがつまらないボケを延々に見せ付けられてラストシーンも予想できて感動しないし面白くなかったです
しんぼるより見やすいけど平凡な映画でした
考えオチ
海外向け作品だろうと思った。
業のシーンはベタだと思う。
三人の殺し屋は何?
野見さんは不死身?
板尾が鼻歌に突っ込むと思ってた。
ラストシーンは最高。あの裏切り方は松本の良さだし、考えオチも芸人監督の良さだと思う。
監督はプロで松本演出の作品では駄目なんだろうか?
ラストに満足!
しつこくて,押し付けがましい笑い披露が退屈。
仕掛けが次第に大掛かりになるのが嘘臭いし,
状況に流されるままの勘十郎と,
笑わない若君にイライラするし,
ドラマ性も薄くて盛り上がらない。
などの不満が溜まっていたせいで,
涙腺はゆるまなかったが,
ラストのメッセージは良かった!
好印象そのもので好き!
もう一度見たい映画
やはり素人なので演技力はウーンと思いますがそれも3分の1までです、そこからは気にせず見れました。30日の業で一番というと、ふすまのシーンかなと思います。見ていてガンバレと思いました。
素人の野見さんを主演にしかも内容も知らずに撮ると言うのも吉本興業がよくOKを出したなと思います(笑)。
この作品の中で一番はラストのシーンには驚かされました。やっぱりこの展開には賛否両論あると思いますが純粋に良かったと思います。見終わった後、なんだか心温まる気持ちになりました。もう一度聞きたい
なぜ刀を捨てたのか映画の中で語られていないと書かれている方がいますが、ちゃんと娘たえが話しています。(だれにとか細かく書くのは省略します)。
この映画の主題は笑いをそんなに求めてはいないかなと思います。そもそも若君を笑わせようと七転八倒しながらも娘たえとの関係性を描いているように思えます。
こんなの映画では無いといろいろ言われる方がいますが、松本監督は1作目から一貫して映画を壊すと仰っていられます。この作品では、私的には悪い意味ではなく時代劇風かなと思います。
正直、松本監督の作るものはハードルが高くなってしまって評価の点数が難しい。(本音は5点かな)
もう松本監督も47歳ですから尖がった部分はだんだん無くなってくるんですよ
エンドロールまで見て
まあ、叩かれてもしょうがない。
ある出来事をきっかけに戦うことを拒み刀を捨てた侍が、脱藩の罪で捕らえられ、殿様から「三十日の業」を科せられる。母を亡くし笑顔が失われた若君を1日1芸、30日で笑わせられれば無罪放免、失敗すれば即切腹という難業に挑む姿を描く。
↑この説明を、重要と考える人には不向きでしょう。
ゴミのような作品に感じるかも。
DVDで観る人もイマイチかも・・・。
多分、ストーリーの肝心な部分は
松本さんが限界まで意識して抉り取ったのでしょう。
勝手に解釈すればいい蛇足な部分だから。
それに軸足を置くと、
とたんにチンプンカンプンな映画に成り下がってしまう。
その心配が杞憂だと思ったのは、
過去に味わったことのない劇場の一体感。
あとは、普段と違いやたらに
ほっしゃんやチャドのところで退出する人が多かったこと(笑)
大半が理解した客層なのだろうと思った。
とは、言ったものの・・・油断していた。
よもや感動するとはw
前半は、松本さん吹っ切れたのか?って展開。
吹っ切れ過ぎて、逆に海外の人に観せたい気持ちにw
終盤、ギクシャクした展開ではあるけど
前半を振りに使い切った油断もあって、グサッと刺さる。
余計な説明を断ち切っただけあって、強烈に突き刺さる。
・・・気が付けば名作w
某ヒット曲とカブるけど・・・名作w
これ・・・このまま海外に出して欲しいな。
映画の枠に押しこめば、叩かれてもしょうがない。
けど、感動しました。全力で支持します。
あと・・・本人出演になんだかホッとしましたw
野見さん最高
昔、「働くおっさん劇場」を見ていて、今回主役を野見さんが演じるとあって楽しみに観に行きました。
野見さんのユーモア溢れる部分は「働くおっさん劇場」の頃のままで、芝居では今までとは違う、プロ顔負けな表現力を見せてくれていてとても満足しました。
ただおっさん劇場を知っている人の方が、より楽しめるなーって部分もあったので、これからの方は是非見てからいかがでしょうか。
笑いから涙まで詰まってる❕
ダウンタウン松本監督の3作品目
前2作を見た人が見ると、松本監督が違う印象になると思う⤴
前2作は笑いだけで、ただバカバカしいと思っていた人も、今回のものを見れば松本監督の凄さが分かってくれると思う
もちろん、笑いもたっぷりあるが、最後は泣ける感動作だ❕❕❕
笑わせる天才が説く笑われる男の美学
松本人志信者という立場関係無く、連休を利用し、2度観賞した。
前作『しんぼる』の世界観に戸惑っていた故に期待感より不安感が大きかったが、こんなにも笑い、こんなにも泣ける愛の映画であるとは想像だにしなかった。
それは全編に《笑わせる天才が説く笑われる男の美学》が貫かれていたからではないだろうか。
そして、芸人として描いた笑いの本流に、実際に娘を持つ父親・松本人志の愛が交わり、哀愁とも苦笑とも感動とも云えぬ唯一無二の余韻に心が侵蝕されてしまう。
また、見張り番の板尾創路が、野見の娘と触れ合う度に、クランクイン直前に幼くして亡くした実娘へ問い掛ける父親としての自分を投影しているようで、なおさら哀愁を誘った。
拒絶と別れこそ、笑いの…いや、人間の絆の原点なのかもしれませんね。
笑いはやっぱり偉大な文化やと思います。
では、野見勘十郎に代わり、辞世の短歌を一首
『刀捨て 笑い貫く 武士の道 絆巡りし 鞘の背中よ』
by全竜
名を残す武士の魂を描く構成は好きだが・・・
松本人志の作品で、初めて食指を動かされ観に行く。
本身を失った鞘だけ。抜け殻のような日々を送る勘十郎。囚われの身となっても生きようとするのは、娘たえのためか、それとも生気を失った若殿のためか?
それは分からないが、“30日の業”にひたすら励み、殿様にある種の感銘を与え、民衆の支持をも得ていく勘十郎を支えていくのは娘たえだ。
たえは、武士の娘としてしっかり前を見据え、健気に父をフォローしていく。
父は父で、ただ刀を捨てたわけではなく、武士の意地を捨てたのではなかった。
・・・と書いていくと、すごくいい映画であり、まとまりもある。
では、なぜ★3つなのかというと、笑いのツボが合わないとしか言いようがない。
野見さんあっぱれ!
いやーよかったです!
映画の内容はごく単純だし、撮り方等もさほど良いとは言えません。
ただ素人の野見さんが、ラストに俳優顔負けの演技を見せてくれたことに感動しました。
坊さんを(手紙を渡すためでもありますが)避けずに、肩をぶつけて歩き、
娘と手を繋いで歩く様は、逃げ回っていたさや侍ではなく、立派な武士であり立派な父親になっていました。
そして娘の「何か言ってよー!」に向けた最後の微笑みは、素人のおっさんに侍の魂がのりうつったかのような、今思い出しても素晴らしい表情だったと思います。
映像作品としての完成度は高くないと思いますが、父親としての在り方、男としての意地を感じさせるとても良い作品でした。
今思えば役者さんではなく、何でもがむしゃらに頑張る(ふすま破りは本当に痛々しくてちょっと辛かった。血出てたしw)素人の野見さんだからこそ、完成した作品なのかもしれません。
後から思い出しても胸が熱くなる映画は本当に久しぶりに観た気がします。
ダントツに素晴らしい作品です!
映画を観ながら、このこみ上げてくる思いはなんだろうと胸いっぱいでした。コミカルとシリアスの絶妙なバランス。脚本、演出、編集の上手さ。素人の野見さんの存在感。演者さんそれぞれが巧みな芝居で盛り上げる。個人的には、板尾創路さんが良かった。あの倉之助という、親子を見守る門番は、板尾さんだったからよかったと思います。それから野見勘十郎が娘にあてた手紙の言葉が忘れられません。松本監督がお子さんを持たれて、死生観に大きな変化があったのだろうと勝手な推測をしました。多くの方に観ていただきたい映画です。
上映中 確かに笑った
大いに期待していくなかれ
話題作と思えば、えっ・・?って思ってしまうかもしれない。
上映中 確かに笑った
映画としてではなく、お笑いの企画ねたとしてなら大晦日高視聴率であろう。
映画としては やはり??かな
素人をつかうことでなにを訴えたいのかわからない。
子供のときのいじめと同じような感覚で素人を使ったのではないかと
文句も言わないし、一生懸命だし
相棒の浜田でやってもいい役だと思う 別に・・・・
NHKでも ずっと内緒で撮影していたと・・・
いい作品だと思います
率直にいい作品でした。
ただ一番残念だったのは自分が独身で子供を持っていないこと。もしそうならもっとこの作品に感情移入できたと思います。
何故か観終わってすぐ、家族持ちたいなーと思いました。
私なりにラスト10分の解釈を。
このラスト10分に松本さんの想いが集約されていると思います。それまではここに辿り着くまでのフリでしょうか。
野見さんが切腹の刀を、最後まで持ち続けたさやにおさめる・・・武士の誇りと親父の威厳を最後に娘に見せたのかなーと。逃れるために30日間ジタバタしたけど、最後は覚悟決めて、娘に「親父」ってのを視覚的に伝えたのかなと思います。
その後の手紙(詩)は聴覚的に想いを伝えたのかな。
とにかく最後は目に見せたかったんじゃないでしょうか。
ハッピーエンド嫌いの松本さんだから絶対そうはならないと思いながらも手紙からのもっていき方は驚きました。哀しさと笑いが最後に何度も行き来しました。
おもしろい=笑いじゃないですよね。
やはり脚本から監督までなされる映画はその人が撮りたいことが表現されているからオリジナリティもあり、商用映画とは違う楽しみ方があります。
それにしても最後にお墓から現れる野見さんのあの顔、めっちゃ良かったです。
自分に子供ができた時にまた観ます。
(長文ですみません)
入り込んでいく感じ~~!!
序盤はクスっと笑わせてくれる感じで、「これが続くのかなぁ」って思ってました。
でも、それはほんとに最初の30分くらいじゃないでしょうか。。
板尾さんが野見さんに縄跳びさせるシーンがあるんですけど、
そこでできない野見さんに叱咤するんですが、そこからなにか単なる見張りだったのが、仲間になっていく感じ。
だんだん僕も「どうやって笑わせてくくれるだろう?」という期待が無くなり、「がんばれ!」って思ってしまいました。
スクリーンを見てる側だけじゃなくスクリーンの中もそう。
お殿様も「もういいじゃん!」って思ってるのがわかる。
そして娘も最初は情けない父と思っていたところから、かっこいいところを見せてほしいと期待するようになるところもよかった。
松っちゃんの「こんな娘が欲しい」っていうのはこのことかなと。。
最後のシーンは反則やわ~~。
泣くやん!!笑
竹原ピストルさんて初めて知ったけど、歌めっちゃよかった!
本人出演が無かったのは股関節痛もあったからとのことですが、野見さん起用も当たりでしょう!
松っちゃんのキャスティング力もすばらしい!
満点です!
満点!!
評価がこっぴどーく低い松本人志監督。
僕はこの監督のファンなので過去2作も好きですが
今回の「さや侍」はたくさんの方にわかりやすく、
伝わるメッセージある素晴らしい作品だと思います
この作品は「桃太郎」「浦島太郎」「かぐや姫」に
並ぶ新作の昔話、絵本、おとぎ話というような…。
語り継がれてきたかのような…雰囲気が漂ってます
松本人志は0から1を常に創り続けてきました。
今回もそのオリジナリティを存分に発揮してます
その時点でも評価するべきだと思います。
マンガ原作のもの、ドラマの延長、リメイク、
続編もの…今の日本映画はそんなものばかりです。
毎回違うオリジナルを投げくる松本監督は違います
さや侍は親子愛、人間愛
いろんなものが詰まっています。
笑いの部分でも批判されますが、
それは日本人のレベルが低いからだと思います。
理解することも感情を汲み取ることも出来ない、
日本では死んでからでも評価されないと思います
とても残念なことです。
先入観無しで楽しかったです
監督も主演の方も存じ上げませんでしたが、ただただ涙が溢れ楽しませていただけました。
表現が独特な普遍性の強い作品と思われます。
単純に楽しんだり、難しく解析してみたり、様々な角度から自由に観れる作風を、私はとても好きです。
主演の方の哀愁オーラは半端じゃないですね。
過去の出演バラエティを拝見して、また観に行きたく存じます。
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