「感想が残らない不思議な映画」コクリコ坂から jellyfishさんの映画レビュー(感想・評価)
感想が残らない不思議な映画
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雰囲気も街の景色も、主要な登場人物も好きだった。
でも感想を書こうとしても特に言葉が浮かばない…あれが良かったとも悪かったとも思わない、なかなか無い状態で戸惑ってる^^;
いくつかの物語を形成する要素がそれぞれで進んでいて、それが関わり合っていないような感じがした。
カルチェラタンの取り壊しを防止することはこの物語の中で何の意味があったんだろう?
お母さんが子供を置いてアメリカに行っていたこと、海ちゃんが一人で負担を背負って下宿屋を保っていることは、何のための設定だったんだろう。
これらが無くても核となる兄妹問題、恋愛、父への思いには何の影響もないような気がする。
独立した要素が繋がらないので深みが出ず、でもそれぞれはそこそこ面白く、良くも悪くもどこも引っかからないまま終結してしまったのでこんな感想になっているんだと思う。
だけど全然嫌いじゃないし、むしろジブリの中で好きな方かもしれない。
本当に不思議で何と言っていいか分からない作品。
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