「画が綺麗!音楽は素晴らしい!でも、何だか解らなかった」コクリコ坂から Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
画が綺麗!音楽は素晴らしい!でも、何だか解らなかった
スタジオジブリの作品て、殆んどハズレ無しの記録
で今日まで来たけれど・・・
その神話も、もしかして崩壊するの?!?
相変わらず、画像が綺麗で、心が和む!
音楽もファーストシーンから良いよね!
それに、坂本九さんの『上を向いて歩こう』は、ぐっと心に
来ました。
坂本さんの事故死を知るものには、どうしてもその記憶が重なりあう・・・
とても、大好きな歌で、あの時代を象徴しているけれど・・・
あの曲を聞いたら、何故か今年の3,11の震災の事もだぶってしまいました。
そして、私は個人的に、映画の内容より、自分の想いが九ちゃんの事故死にそれて
行ってしまいました。
映画って本当に、難しいね。時代を表現するのに、音楽は必要不可欠
そして、アニメでは声優さんの声が大切な点と同様に、音楽の持つイメージも
とても大切で、またその音楽にまつわるイメージも大事な要素だと
この作品で痛感しましたね。
決して、あの九ちゃんの歌がいけないのでもなく、それを使ったのが、
ダメと言っているのではありません。
選曲の重要性に改めて気付いたのでした。
青春の淡い初恋は、むねキュンで、「好いよね」って言う映画なのかな?
途中、シェークスピアの世界になったらどうしよう的な心配が、脳裏を
かすめましたが、心配には、及びませんでした。ホッとしました。
絶対に、懐古趣味ではないでしょう・・・?
昔は、純情で、純粋で、心優しい善い時代でした!ってことを監督さんが
言いたい訳では決してないはずだけれども・・・
では、何が言いたくて、この作品創ったの?って、私は素朴に疑問が沸きました。
今の時代、受験勉強もヘビーで、景気も悪いから、進学や、就職も不安かも
知れないけれど、
やっぱり、そればかりでは無いと思うのだよね。
今の、ティーンもそれなりに楽しんで、そして悩んでもいると思うのだけど、
それって、今も昔も、全然変わらない、人間本来の普遍性だと、思うけど
テーマが私には、ハッキリ掴めなかった、久し振りの宿題映画になりました!