「これからのジブリ」コクリコ坂から アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
これからのジブリ
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ちょっと前に映画館でジブリを観まくったので、その勢いで連休中に観ていなかったジブリ作品を観てみよう個人的キャンペーン。というわけで「コクリコ坂から」を観ました。
正直宮崎吾朗監督だったので何も期待していなかったのですが、あれ?面白い‼️「ゲド戦記」の時より全然レベル上がっているんじゃないでしょうか?吾朗監督は無理してファンタジーっぽいの撮らないで、これでいいと思います。色々な作品を一気に観たんでどうしても比べてしまうのですが、個人的には「風立ちぬ」より全然こっちの方が面白く観れました。
自分も学生の頃はメッチャ部室でダベってた人間なので、部室棟が壊されるかも知れない事に大騒ぎする気持ちはとても良くわかります。今では懐かしい思い出ですが、部室っていいんですよね~。気心しれた友人達と無駄にダラダラできる時間は若者の特権だと思います。
宮崎吾朗監督自身は知らないだろうに、昭和初期の雰囲気も良くできていたのではないでしょうか?もしこれが実写だったらかなり暑苦しい見た目になってたような気もしますが、アニメなんでけっこう爽やかに観れます。先輩と良い仲になりそうだったのにいきなり距離を置かれて戸惑う海の描写とか、事実を聞いてもそれでも先輩が好きって言える真っ直ぐさとか、若者の恋愛っていいですよね!
ご都合主義と言われても仕方ないかなっと思えるストーリーではありますが、そうだとしても若い時代だけに許される青春劇を楽しく観る事ができました。変に悪人が出てこないのも良い!ジブリだからってファンタジーにこだわる必要はないですよね。これからのジブリの方向性が伺える良い作品だったと思います。
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