「臭そうだった」ポンヌフの恋人 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
臭そうだった
クリックして本文を読む
公開当時、レンタルビデオで見た時は感動した記憶があったのだが、それから20年以上経過して見返したら、そうでもなかった。
どんな事情があるのかうっすらしか分からないけどホームレスの生活の描写がファンタジーで、いちゃいちゃしている場面も臭そうとしか思えなかった。片目の絆創膏も取り替えていなさそうなので、不潔だろうし、ホームレス同士の回し飲みも、おえ~と思った。常に固い地面やコンクリートで寝ていて背中が痛くなりそうだった。関わらなければいいのに、お互いに変に指図したり要求したりして、そういうのが嫌でホームレスになってるんじゃないのかよ、と思った。
自傷なども、当時はかっこいい!と思ったものだけど、今は怖いし不気味なだけだ。
しかし、そんなのが問題ではないのが恋愛なのかもしれない。矢も楯もたまらず相手を思う。そうだとしたら、この映画はすごく恋愛を描いていたのではないだろうか。そんな恋愛をしてみたいものだな~と羨ましく思った。
ホームレスを卒業してまともなかっこうで橋に現れたジュリエット・ビノシュがかわいかった。
コメントする