ファースター 怒りの銃弾のレビュー・感想・評価
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復讐ゴリラと化したドゥエイン・ジョンソン
ドウェイン・ジョンソン主演
彼に演技力を求めて良いものか?
兄弟を殺した犯人グループを追い詰める復讐者の物語。
肉体派俳優であるドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画です。
単純な復讐とアクション映画の様そうでしたが、後半からは復讐の虚しさを描き始めます。
鑑賞側の好みの問題もありますが、ドウェイ・ジョンソンに演技の機微を求めるのは無理があるように感じたのが正直なところです。
もっとも、彼はアクション俳優ではなく、肉体派俳優。復讐アクションに特化しても、迫力ある映画になったか否かは疑問ではありますけど。
犯人グループの設定に無理があることも含めて、評価は低めです。
但し、ラスボスの設定は中々で、どんでん返し感を感じることが出来ました。
単純な復讐モノ。と思いきや、探偵を使って集めた情報には最後の主犯...
単純な復讐モノ。と思いきや、探偵を使って集めた情報には最後の主犯が抜けていた。
一日一人ずつ殺していく様子はスピーディ。どうやって刑務所内で金を貯めたのかさっぱりわからないけど、復讐という本能だけで行動するドライバー(ロック)。兄が殺されたとき、彼も一旦は殺されたんだけど、後頭部から入った弾が頭蓋骨を滑り抜けて頬から貫通。後頭部には金属板が埋められてるって、まるで『キル・ビル』じゃないか。そして、どこかマカロニ・ウェスタン風の作風といい、引退間近の警官ビリー・ボブといい、雰囲気はすごくいいのだ。
まぁ、ビリー・ボブが麻薬に溺れ、更生施設で知り合った妻とも離婚しているという胡散臭さが何とも言えないのだけど、最後に残った黒幕、しかも殺し屋(ジャクソン=コーエン)まで雇ったのが、実は彼だったというオチ。その殺し屋も蛇足気味なんだけど、報酬が必ず1ドルだけなのに、なぜか豪邸に住んでるところが不思議。この意味不明さも味がある。
途中、殺した男の息子から「必ず殺してやる」と復讐の連鎖を直接言わしめてるし、牧師となった犯人の一味には“赦し”というテーマも含ませている。そうしたテーマも全体を通してみると弱いけど、よく頑張って作ったな、と言える映画。序盤のカーチェイスシーンはバックがメインとなってかなりスリリング。
欲張り過ぎか?
は?
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