劇場公開日 2011年5月21日

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「オリーブ少女、必見。」ゲンスブールと女たち maricobabylonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オリーブ少女、必見。

2013年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

元オリーブ少女としては、ゲンスブール×バーキンは憧れ。
そんな私はすっかりフレンチかぶれになり、フランス語を学び、
大学の図書館で『Je t'aime moi no plus』のビデオを見たり
(こんな衝撃内容の映画が学校のビデオライブラリにあるって,すごい!)
リバイバル上映で『スローガン』や『ANNA』を見たり、
フランスにホームステイしたり、ジタン吸ったり・・・。
最近は、大人になったので、ジェーン・バーキンをオーチャード・ホールに聞きに行ったり・・・。

と、ゲンスブール関係の影響を受けて育ってきた私には、すごくよかった!

・オープニングのアニメに心つかまれる。 ヨーロッパ人の描く絵のタッチなかんじ。

・ゲンスブール少年、かわいすぎ!
 タートルネック+ハイソックス+半ズボン+ピーコート。
 ユダヤの化け物(丸っこくて、短い手が左右2本ずつ?)と手をつないで歩くのがかわいい。

・あの黄色い六芒星を「ダビデの星」と呼ぶと知る。

・眠れないときに羊のかわりに、パンダ(と竹)を数えるのがかわいい。

・ゲンスブールは、最初は少し違和感あったけど、どんどんゲンスブールに見えてきた。
 たまに繊細さをあらわすときの挙動不審っぽい顔が、はんにゃ金田に似ていた。

・フランス・ギャルが途中からきれたかんじで『BABY POP』がかわいい!

・ブリジット・バルドーはセクシーな人というイメージしかないので、すごくはまっていたと思う。
 シーツを巻いて踊るところ、ゲンスブールの実家で泣く所がかわいい。
 「君はニーハイブーツがとっても似合う」と言われたいものだ。

・ジェーン・バーキンは、どうしても本人を詳しく知ってしまってるから、似ていないという声も多いけど、
 けっこうしっくりきていたと思う。
 ゲンスブールに「あなたは美しい!」と言ったり、
 寝ているゲンスブール&犬のナナをカメラでこそっと撮ったり、
 タンクトップと白パンツから伸びる長い足とか・・・。

・そしてすごく雰囲気たっぷりだったのは、シャルロット役の女の子。
 少ない出演時間ながら、シャルロットさが出てたかんじ。

・少年ゲンスブールにキャベツがかぶせられ、キャベツをはぐと大人ゲンスブール・・・。
 なんだか、せつなかった。

・ゲンスブールのジャズアルバムの『おかしなタイプライター elaeudania teiteia』も好きな曲で嬉しい。

今の若者たちはゲンスブールを知っているのかな?
ゲンスブールを見て、かっこいいと思うかな?

これから再びゲンスブールの音楽にはまる日々が続きそうです。

天才は大変だ。
でも、ゲンスブールは、やっぱりかっこよいし、すごくいい音楽。

・ジャマイカで着ているTシャツがjaneなのは、未練タラタラだったからなのかな。

maricobabylon