シャレード(1963)のレビュー・感想・評価
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ファッショナブルなオードリー
オードリーヘップバーン扮するレジーナランバートは、夫と離婚しようと思っていたところケイリーグラント扮するピータージョシュアが話しかけて来た。翌日、レジーナがパリの自宅に帰ると荷物も無くもぬけのからになっていた。警察に呼ばれ行くと夫が亡くなっていた。夫は、家財をオークションにかけ25万ドルを持っていたはずだが無くなっていた。しかもパスポートを何通も持っていた。ジョシュアが訪ねて来ていた。葬儀の後、レジーナはアメリカ大使館に呼ばれた。夫はCIAに追われていたそうでレジーナに危険が迫っていると言われた。事実、レジーナはジェームズコバーン扮するテックスらに脅されたがピーターに救われた。果たしてレジーナの運命や如何に? オードリーのファッションショーを見ているだけでもいいのだが、やはりサスペンスよりはラブストーリーの方がいいね。
オードリーの魅力を映します。
急逝した夫が隠蔽した財宝の争奪戦に巻きまれた妻を描く物語。
オードリー・ヘップバーンの映画は「ローマの休日」しか鑑賞していなかったこともあり、CS放送を機会に鑑賞。
この映画はケーリー・グラントの方が序列が上の映画なんですね。ケーリー・グラントも「北北西に進路を取れ」しか鑑賞していなかったので、その意味でも良い機会でした。
映画は、二人の魅力をたっぷりと映したラブロマンスでした。言い方を変えると、二人の魅力に寄りかかった作品です。
設定自体は、サスペンス色溢れたものでしたが、映画自体はラブロマンス。
でも、肝心のオードリーがグラントに思いを寄せる理由・エピソードに乏しく、ラブロマンスとしても乗り切れなさを感じました。
公開当時は素晴らしい評価の作品だったようですが、私の趣向からは大きく外れた作品で、私的評価は厳しめです。
オードリーからのアプローチ
高飛車で鼻につく女とキザで鼻につく男のよくわからん話だなと油断して観ていたら、なんやかんやで裏切られまくるなかなかのサスペンス映画だった。オードリー・ヘプバーン演じるヒロインの尻軽女感が新鮮だなぁ。
洒落たオープニング
この時代の映画はこういうところにお金をかけて良いものを見せてくれるのが多くて、これもワクワクする出来だった。映画はまったりしたサスペンス、時代を感じるスピード感。
この時、ゲイリー・グラントは58歳だったんですか? いやあ、大スターはいつまでも若々しい。ヘプバーンも全盛の頃だ。悪役陣も揃っている。ウォルター・マッソー、ジョージ・ケネディ、ジェームズ・コバーン。ウォルター・マッソーなんて、この時代は良いやつ?なんて思ったら、案の定だったりして、そういうのも面白かった。
ヘプバーンの衣装も体型にあってエレガンス。ジェームズ・コバーンが高そうなジバンシーのそんなドレスにマッチの火を投げつけるシーンは妙にドキドキした。貧乏くさいけど。
【”貴方の本当のお名前は?” ヘンリー・マンシーニ作曲のメインテーマも有名なロマンティック・サスペンス&コメディ。】
■今作品の面白き所
・ケーリー・グラント扮する紳士の名前が次々に変わって行き、その度に
揺れる未亡人レジーナ・ランバート(オードリー・ヘプバーン)のコミカル要素を絡めた愛らしき姿。
及び、年齢の離れた二人の遣り取り・・。
”何故、人は正直になれないの?・・”
”女性はスパイの素質がある・・”
・上記二人を含め、ウォルター・マッソー(CIAのバーソロミュー・・)、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディの”演技する”姿も嬉しい。
・取り分け、今作が秀でているのは、”ロマンティック・サスペンス&コメディ”などという訳の変わらないワードを成り立たせている脚本である事は、間違いない。
<今から、半世紀以上前の作品であるが、2020年に観ても、面白い作品である。>
<様々な媒体で複数回鑑賞>
ミステリーだけどマイルドでお洒落 夫が殺されたのにめちゃめちゃあっ...
ミステリーだけどマイルドでお洒落
夫が殺されたのにめちゃめちゃあっさり
してるし みんな大金探してるのに興味なし。
普通の女の人とは違ったタイプで
こっちが興味をそそられる。
ストーリーも登場人物も面白かったし
オードリーが可愛い!
レトロで単純っぽいところが凄く好き。
終わり良ければ、ナイス。
一言「まじか、そういうこと?!」。
◎よかった点◎
・夫殺害&大金の行方。普通だとサスペンス調の話が、ヘップバーンのおしゃれスタイルが目立って様変わり。
会話も軽やかな応酬で、コメディっぽい色も随所に見られる。
・「夫が持っていた25万ドルの行方」を探す三人と、妻と、CIA。この五人の話なのでシンプル。
ただその行方が、全くわからないのっていうのが一緒に考える。
五人の中の誰が、持っているのか。想像がつかないのが面白い。
・終盤核心に入っていって、「あ、そういえば!」。そうだったのかー。
からの二転三転は、お見事。やられたわー。
△いまいちな点△
・中盤若干、中だるみというか。サスペンス色はどこへ?なところがどうかな。
ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ。
出ているって知らなくて、この方達の若い時の映像を見れただけでも、見た甲斐ありました。
⭐️今日のマーカー・ワード⭐️
「女性はスパイの素質がある」。確かに。
そうだったんだ、、。
もう本当に参りました💦
オードリーの美貌はもちろん、レビューとして表現出来ぬ圧倒的なカリスマ感。
自分が生まれる前の作品ですが、今もなお名女優と語り継がれるのが良くわかりました。
オープニングの字幕も最高。
ヘンリー・マンシーニの音楽と音量もベスト🎵
参りました✨
スタンリー・ドーネンがヒッチコックに負けず劣らずの腕を見せた一作
オードリーとゲーリー・グラントの相性バッチリ。次々にオードリーにふりかかる危機とか、誰を信じたらいいわからないサスペンスとか、思いがけないお宝の隠し場所とか、巧い脚本と演出のお陰で後期オードリー作品群の中でも白眉の出来でしょう。
サスペンス、コミカル、アクションと様々な要素が入り混じった内容に、...
サスペンス、コミカル、アクションと様々な要素が入り混じった内容に、やはりヘップバーンの可愛さの魅力がとても感じられる作品です。
ヘップバーンの作品の中で「ローマの休日」の次に好きな作品です。
ローマの休日の次に好き♡
オードリーの美しさ見たさとジバンシィのレトロファッションの素敵な映画というキャッチに惹かれてストーリーを期待せず手に取って観たのに案外楽しめました。
きちんと起承転結、もちろん最後の方は結末が読めたけどオチも良かった!
うん。良かった!!
けれど、また見たいかと言われると…ふふふ
●ヘプバーンの可愛さ健在。
「雨に唄えば」の巨匠スタンリー・ドーネン監督。
ヒッチコックぽい。
ヘプバーンにケイリー・グラントと豪華俳優陣。
敵か味方か謎の男。
死んだ旦那が金を持ち逃げしたと迫る3人組の男。
さまざまな謎が後半一気に解けていく。
ラストもいいね。
ストーリー展開が早く、サスペンスとしての謎解きもきちんと面白い。そ...
ストーリー展開が早く、サスペンスとしての謎解きもきちんと面白い。そして主役は魅力あふれるオードリーとケーリー・グラント。加えて豪華な脇役、音楽はマンシーニ、衣装はジバンシィ、言うことなしの素敵な映画。
オードリー・ヘプバーンの可愛らしさがググッグイッと出ていました。
良かった。
特筆すべきは、やはりオードリー・ヘプバーン。
彼女の可愛らしさがググッグイッと出ていました。
年齢に関係なく、彼女の仕草や言動は全て可愛らしい。
我儘で、身勝手で、喧しくて、肝が太くて。
でも全体的に可愛らしい。
その魅力で作品全体を引っ張っていました。
話自体も面白かった。
殺害された夫が遺したであろう莫大な遺産。
これを巡って色々な人があの手この手で他を出し抜こうとする。
遺産の実物が不明瞭な中、鍵となるのは未亡人であるレジーナ。
正体不明の相棒、正体は明確だが各々のキャラが徐々に明らかになる夫の昔の同僚。
遺産の謎、登場人物の謎、そして夫の殺害も含めた事件の謎。
各々の情報が小出しにされることで、最後まで展開の選択肢が残り話に惹き込まれました。
そして終盤明らかになる真実。
一気に回収される伏線の爽快感。
最後まで安心して楽しめる作品でした。
あとヘンリー・マンシーニの音楽も良かった。
音楽の良し悪しは殆ど分かりませんが効果音含めて楽しかった。
正直、設定に色々と無理がある点は否めませんが。
オードリー・ヘプバーンが可愛く、ケイリー・グラントが格好イイ。
そして音楽/効果音の勢いがイイ。
という事で鑑賞中は気になりませんでした。
役者と話と音楽が良ければ時代関係なく楽しめる、という事を再認識した本作。
オススメです。
音楽に助けられた作品
これほど音楽に助けられた映画はないと思います。
オープニング・タイトルだけでも満足できる本作の音楽を手掛けたのは、「ピンクパンサー」で有名なヘンリー・マンシーニ。
怪しく、そして美しい音楽がサスペンスをさらに盛り上げています。
音楽の大切さを知った作品でした。
50年前でも魅力が褪せぬオードリー。
ああ、オードリー。
可愛らしく、素敵で、輝いている。
キュートなファッション、洒落た会話。
その彼女が演じる夫を殺された人妻。
そして殺人が繰り返される。
怪しく、謎の人物が大勢登場。
テンポのいい、音楽とマッチして、
最後までハラハラドキドキ。
年月がたっても名画っていい。
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