劇場公開日 1976年12月4日

「【カルメン前奏曲が流れる中、面白くも、ほろりとする少年”少女”の珍プレー好プレー。若きテータム・オニールがつんとすました表情でカーブを武器に相手チームを封じ込める投球にも魅入られた作品。】」がんばれ!ベアーズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【カルメン前奏曲が流れる中、面白くも、ほろりとする少年”少女”の珍プレー好プレー。若きテータム・オニールがつんとすました表情でカーブを武器に相手チームを封じ込める投球にも魅入られた作品。】

2020年1月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

萌える

 元、マイナーリーグ選手だが、今は冴えない小太りのプール清掃人(そんな職業あるの?、と遥か昔に思った・・。)バターメーカー(ウォルター・マッソー)。

 そんな彼が、ひょんな事から町の最弱少年野球チーム”ベアーズ”のコーチに就任する事に。

 やる気のないバターメーカーが、町一番の強豪チームのコーチ(確か、ヴィック・モローだったと思う・・)に色々と揶揄され、奮起してかつての恋人の娘のアマンダ(テータム・オニール)を条件付けで”ベアーズ”のエースとして引っ張り出し、対戦相手を圧倒していく様の痛快さ。

 そして、オートバイを球場内で乗り回す不良少年ケリー(ジャッキー・アール・ヘイリー・・。)もアマンダの色仕掛けでチームに入れ、更に”ベアーズ”は町内トーナメントを”まさかの”勢いで勝ちあがって行く・・。

 ”ベアーズ”の少年少女選手たちのキャラクターが際立っており、本気になったバターメーカーがビールの缶をどんどん開けながら少年少女たちに(いかさまふくめ)指示をする姿。

 ベアーズのメンバーたちの珍プレーに笑い、ライパチ君を始めとしたまさかの好プレーに感動する・・。

 アマンダが帽子の鍔にあるモノを塗り付けて、指に絶妙に擦り付け繰り出す鋭いカーブ。

 打席に立てば、常にホームランか長打のケリー。

 けれど、勝ちに拘り過ぎたバターメーカーの采配に対し、反感していく他のメンバー達・・。

<素晴らしき、コメディ映画である。>

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 数十年前に両親と劇場で観たが、私の映画好きの基を”百一匹わんちゃん”と併せて築いてくれた作品。

 今にして思えば、頻繁に映画に連れて行ってくれた両親には感謝しかないし、テータム・オニールが”仲良し”だった女の子に激似だった事も懐かしい。(当然、学年一の美少女であった・・。)

 私も当然の如く、頻繁に幼き子供達を映画に連れて行きました。
(アニメは家人に任せたが・・・。お陰で子供たちは映画好き。映画好きの連鎖は続く・・・。)

<確か、1987年の正月に観たと思います・・。でも、歳が合わないなあ。セカンド上映だったのかな・・・。>

NOBU
きりんさんのコメント
2022年1月10日

NOBU さんこんばんは。

自分のレビューを投稿してから「どれどれ、他のフォロアーたちはどう書いているかな?」と覗き見。

素敵なご家族のエピソード、読ませて頂きました。
テイタムとライアンの父娘関係を知っているが故に、尚更なのでしょう、映画を観ていても両親のことや子供たちのこと、想いは及びますねぇ。

僕は、彫刻作家としてあまりにも早熟な、我が娘の行く先を案じてのレビューでした。

きりん