「母親の視点から情緒的にテロという主題を扱いたかったのか?」ブローン・アパート k.moriさんの映画レビュー(感想・評価)
母親の視点から情緒的にテロという主題を扱いたかったのか?
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テロで家族を失ったものの悲しみ、テロの被害者からテロリストへ綴る思い、男2人女1人の色恋をめぐる三角関係、ヨーロッパにおけるテロの実像、子を思う母親の愛情、テロリストの妻と被害者の妻との和解、主人公の女性の魅力を引き出し売り込むための作品、一体どのテーマを主題としたいのか? 最後は不屈のロンドン(イギリス女)って感じで終わるわけだが、、。
結局、一人のごく平凡なロンドン女性の、テロにまつわる思いや出来事をつづった日記、という感じの作品であろうか。
テロで家族を失った後、ヤク中のようになりふらふらと彷徨う主人公の暗いシーンがだらだらと続いていく。
心温まる何かを感じると言えば、言えないことはないけれど、作品全体として、いくつも登場する個々のテーマに対する表現力が弱く、訴えかけてくるものが少ない。
本国ではテレビドラマとして放映されたものなのであろうか。
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