「好きな空気感」イリュージョニスト 新米エヴァンゲリストさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな空気感
イギリス、フランス製のアニメーション。
年老いた手品師と、
その旅回りの途中で、
彼に付いてきた貧しい娘との
つかの間の交流を描いた作品。
絵が美しく、
そこに流れる雰囲気が懐かしい。
派手な演出があるわけでもない。
ただ淡々と日常が流れていく。
時に、エンターテイメントに関わる者の
悲哀を描いたところは
少し驚いた。
アニメとはいえ、ファンタジーではないのだ。
生きる、生活していくということを
必要とされることと
いずれ必要とされなくなるということ
そのコントラストが
くっきりと描かれた作品だった。
似た空気感は、「オネアミスの翼」で感じた。
好きなアニメ作品の一つになるだろう。
コメントする
