劇場公開日 2011年3月26日

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「そして少女は大人の階段を上り、魔法使いは去った」イリュージョニスト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0そして少女は大人の階段を上り、魔法使いは去った

2012年9月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

チャップリンの名作「ライムライト」を思わせる。
うだつの上がらない初老の男と貧しい少女。
2人の心温まる交流。
そして悲しい別れ。

それらが、温もり豊かな手書きアニメの中に綴られる。
シルヴァン・ショメの前作「ベルヴィル・ランデブー」同様、セリフが驚くほど少ないが、一つ一つの細かい仕草や表情で、全ての感情が伝わって来る。

ジャック・タチが娘の為に遺した脚本の映画化。
娘への気持ちや思いがじんわり心に染み入る、珠玉の作品。

近大
kossyさんのコメント
2020年5月18日

近大さん、同じくライムライト感じました♪
チャップリンとジャック・タチの交友関係までは知らないのですが、やっぱりリスペクト感がありますよね。

kossy