劇場公開日 2011年4月29日

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「小さいお子様に見せてあげて下さい」豆富小僧 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0小さいお子様に見せてあげて下さい

2012年11月19日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

妖怪なのにちっとも怖くない豆富小僧は、父親の見越し入道にいつも怒られてばかり。
別れた母親探しの旅に出るが、狸に騙されてお堂に閉じ込められてしまう。
ようやく出られたのは200年後。現代の日本で、豆富小僧は妖怪が見える人間の女の子と出会い…。

京極夏彦の小説をアニメ映画化。劇場時は日本初の3DCGアニメとして公開された。

日本の風土に合った妖怪というキャラクターは、何処か日本人の心に懐かしさを感じさせる。例え怖い存在であっても、幽霊とは一味違う。
最も、この妖怪に関しては全く怖さの欠片も無いんだけど(笑)
健気な妖怪・豆富小僧の冒険を通して、成長・友情・親子の絆をハートフルに描き、可愛いキャラクター共々、良くも悪くも絵本という印象。小さいお子様に見せてあげて下さい。

大人の意見で言うと…
深田恭子と武田鉄矢の声の演技はまんま深田恭子と武田鉄矢。
ストーリーは単調、笑いと泣かせの演出は強引。
日本はセル画アニメのレベルは素晴らしいが、CGアニメのレベルは後数歩。

近大