「豆富は新鮮。」豆富小僧 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
豆富は新鮮。
豆富小僧の愛らしさだけで、90分もたせようとした無謀な作品。
今思いだしても、内容すらあまり記憶に残ってないくらい…^^;
確かにキャラは可愛い、深キョンの声はほんわか、それで話が
平坦となれば、あとは眠たくなるばかり…というわけで午睡。。
場内家族連れや子供たちで賑わっていたけど、楽しめたかなぁ?
もともと豆富小僧という妖怪がいつ出現したのか定かでないらしい。
京極夏彦が、彼の自分探しの珍道中を描いたユーモア妖怪小説を
発表してそれが元になった作品なのらしいが、う~ん…微妙だ。
冒頭にワーナーのロゴがデッカク出て、えー?と思ったんだけど
この作品はどういった目的で作られたんでしょう(聞いてみたい^^;)
彼を主役にしてややSFそして3Dも駆使して現代へ呼んだようだが、
どうもあの動きの不自然さ、カックンカックンは健在だし(爆)
私はもちろん2Dで観たので、3Dはもう少し迫力があっただろうが、
妖怪大戦争…もどき?という感じだった。肝心のお話がつまらない。
豆富ちゃんのやや頼りなく、他力本願的な行動を見るにつけ、
あーお父さんがああだと^^;息子ってのは辛いもんだろうなぁ~と
そういった意味では同情モードになる。だからおっかさん探し!と
なるのだろうが、けっこう唐突だよねー。あっけなく狸に騙されて
閉じ込められて、気付いたら200年後の現代へー!あ、スカイツリー
完成してるー!(爆)てなワケで、バリバリ現代なのです。
面白いのは時を越えた豆腐がまだプルプルしている(爆)ことかしら。
あの豆腐を盗られるとサッと顔色が変わる(消えかかる)豆富ちゃんは
可愛かった。でもあんまり繰り返されるので途中で飽きちゃったな。
洋の死神は巧かった。。。洋の声だと気付かなかったほど。
やはり彼は、食い物のことになると目の色が変わるんだな~と^^;
現代に来てからの話は、これまでの子供向けアニメで描かれてきた
新鮮味のないストーリー展開で、せっかくのお豆腐が新鮮?なのに、
お話の方で200年遅れちゃってる感じがして(いや昔ばなしの方が^^;)
それならそれで、もっとスペクタクル感出して観客を魅了する!とか、
う~ん…作りようがあった気がするんですが。ねぇワーナーさん。。。
アイちゃん役の平野綾だけが突出したプロの声に聞こえてしまった。
他の俳優陣も頑張っていたんだけど、みんな自分丸出し^^;
あまりそんなことにこだわってはいけない物語だったということね。
とにかくお豆腐がものすごく食べたくなって、帰りに買ってしまった。
しかも相模屋の(爆)
パッケージに豆富小僧がプリントされていて可愛かったけど、考えたら
まんまとやられてしまった感じ^^;美味しかったですけどね。。
(エンドの妖怪図鑑がいちばん面白かったvっていうのもどうなのか^^;)