「餅屋は餅屋で。」スカイライン 征服 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
餅屋は餅屋で。
10億という低予算(そんな言い方してみたい)で作られたこの作品、
どういうわけだかやたらマンションに留まり続ける…(飽きるくらいに)
その理由はこのマンション、監督の住家で、動かずに撮影したらしい。。
あらまぁ…だから延々25分間も(総合するともっとだけど^^;)同じ部屋、
階を変えてもマンション内、外へ出てもプール・駐車場・エントランスに
階段・屋上と…そこばっかり走り回ってるわけだ。なんて狭い世界だー^^;
しかも主人公、私が嫌いな馬面している(カンケーないけど)
親友の奥さん?とやらも馬面、あとSATCの彼女が出てきたら揃うじゃん!
なんてバカなことを考えるくらい馬面に彩られた作品。
でもってその馬面が(ゴメン)、海まで2分!2分なんだ!と言いながら、
何回も行こうとするんだけど、その度に口論開始、あーだこーだと言って
結局外へ出ないまま(屋上どまりなのね)これが2回以上繰り返される。
一回くらい行ったらどうよ!いいかげんに海を見せろ!と野次りたくなる。
延々と続く馬面たちの押し問答を差し置いて、
青い閃光と共にウジャウジャ降りてくるエイリアン^^;あっちへピュー、
こっちへピュー、とこれがまた、どこぞで見たことある造型のものばかり。
この兄弟監督VFX出身だからこれが見せ場!!どうだ、すごいだろー!?
なんだろうけど、うんうん確かに凄いけどね、これだけ見せられてもねぇー
この後どうなるんだろう、って期待して待っている観客にあの最後は何??
第9地区じゃあるまいしー(汗)深みもないのに続編に望みを繋げられても…
思うんですが、やはり餅屋は餅屋でしょう、VFX屋はVFX屋に徹した方がいい。
今回のは無謀な挑戦、纏まりつかず…ですかねぇ^^;
ただまぁ…あれだけエイリアンが征服してきたら、まず勝てませんよねぇ。
どう考えてもヒーローに為り得ない馬面くんをあれだけ使って、真黒にして、
かなりの扱いしてましたよ~。あと妊婦さんの扱いの酷さ!なんで?^^;
せっかくの新人(でもないか)使っておいて、
これで人気が出なかったらどうするんだろう…なんて余計なお世話までつい。
スカイライン、ギャラを-着服-されませんように。
どうでもいい話になるけど、
スカイラインと聞くと車しか思い浮かばない…
(監督は車をぶっ潰す映像が甚くお気に入りなんだそうです。そっちかい^^;)