「前人未到とはこのこと。」スカイライン 征服 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
前人未到とはこのこと。
アホの子の展開ですね。ビックリしました。
あのラスト。
もう“あのラスト”で語る以外、何を語れと云うのか。
低予算と云う割に、あそこまで頭抜けたVFX観せてくれるし、宇宙船やらクリーチャーやらのヴィジュアルだってなかなかの造りだし、低予算の中をワンシチュエーションで上手く切り抜ける舞台設定にも感心したし。
全部盛り込んじゃえ!という欲張り感もなく、宇宙戦争(引き合いに出すのもアレだけど)みたいなコラテラル型というか、一方向で完全に市民の視点オンリーで描く潔さが心地好かったりして。
「アレ?評判じゃあ酷評が目立つんだけど、そうでもなくね?」
なんて思いながら…遂に迎える、件のラストです。
このラストってやつが物議を醸してるらしく、まあ、覚悟を決めましたよね。
お?いいシーンだぞ。泣けるね。
「んー?別に悪かないな?綺麗に収まってるよ?」
なんて、思ってた矢先のツイステッド!
着地点がもう一段階あった!
空前絶後!
(文字通り)前人未到!
何故、そこにオトした?
今迄の丁寧な設定はどうした?
ガチか?ガチなのか?半分笑かしに来てるよな?
……うわーうわー。バカだ。こりゃ愛すべきバカだ。
そりゃ物議も醸す訳だ。納得。
それなのに、酷評ウェルカム!な作風にも、ちょいと賞賛与えたい気分も生まれて来たりして。
いやぁ、本当、映画ってイイモンですよね(白目)
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