「唐突な地球征服エイリアン」スカイライン 征服 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
唐突な地球征服エイリアン
今から13年前の2011年の作品で、2部作の序章となる最初の作品。2022年には、その後を継ぐ『スカイライン 奪還』も製作上映された。エイリアンが大型宇宙船で、突如としてロスアンゼルス上空に舞い降り、次々と地球人を生け捕り、地球征服をしていく物語。当時、いくつかのアクション・ムービーのVFXビジュアル・エフェクトを担当してきた、ストラウス兄弟がメガホンを撮った作品。
前半は、ロスの若者の派手なパーティー・シーンが続くが、一旦、エイリアンが現れると、エイリアンから逃れる登場人物との死闘が描かれていく。そこに、空軍のミサイル攻撃も始まるが、全く歯が立たなく、撃墜したと見えた宇宙船も、生き物のように蘇生し始めて、人類の前に立ちはだかる。
まあ、よくある展開であるし、そこそこ楽しめはしたが、それほどの引き込まれる展開ではなかった、レビューの低評価なのは、画面がマンションの一室に逃げ隠れたシーンが中心で、アクションとしての派手さや緊迫感というのは、今ひとつ伝わらなかった。エイリアンの宇宙船内でのラストシーンは、グロテスクな雰囲気と、次作に繋がる興味を誘う効果的な演出だったが、このシーンも『宇宙戦争』で同じようなシーンがあったように思う。
また、出演者もヒロイン役のスコッティ・トンプソンだけは、顔を知っているが、あとは初見の俳優さんばかりで、今ひとつ華が無かったのも、残念なところだ。
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