「ある意味衝撃のラスト」スカイライン 征服 M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味衝撃のラスト
なんだかよくわからない映画だった。
まず、エイリアンによる地球征服が始めるまでの描写が意味不明。主人公たちが誕生日パーティーを楽しんでいるのだが、まったくもって面白みがないシーンの連続。
次に、エイリアンは唐突に地球侵略を開始するが、母船やエイリアンの外見がほとんど『マトリックス』に出てくる機械(マシーン)と同じテイストなので、真新しさは皆無。既視感120%。
さらに、エイリアンの生態がよくわからない。エイリアンはやたらと人間を捕獲しており、どうやら人間の脳と脊髄を使って新たな個体を創造しているようなのだか、具体的な説明や描写がないので雰囲気でそう判断するしかない。
そして主人公のひとり(男性)だけが、なぜかエイリアンの「光」に当てられてどうやら超人化しているようなのだが、他の人も同じ目にあっているのに、なぜ彼だけがそうなるのか理解不能。あげくの果てには彼の脳と脊髄を移植されたエイリアンの個体は何故か正常に起動・覚醒せず、元の彼の自我を保持している始末。捕らえられた妊娠中の彼女をすくうエイリアンの姿をした彼は、もはやスーパーヒーローだ。そうして「覚醒」したところで本編が突然終わってしまうという正真正銘のサプライズ。
この作品はいったい何を目指しているのだろうか。そしてまさかの続編はあり得るのだろうか。
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