「恐ろしかった。」ポエトリー アグネスの詩 ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
恐ろしかった。
クリックして本文を読む
・日常の人たちというのは、どういう人の事をいうのかと考えさせられる。冒頭の女子高生の自殺から始まり、孫の不良高校生?と離婚して遠くに住み、息子を祖母に押しつけてる?娘、そしてアルツハイマーが進行していて生活保護の祖母が主人公、、、と誰も何かいちもつを持っていそうで優しそうじゃないし、設定がしんどくて、とても恐ろしくて面白かった。
・学生6人の親達や教師、息子達が自殺に追い込んだ事を示談で無かったことにしようとする感じがリアルすぎて恐ろしかった。誰も自殺した女子高生の事は考えてなくて、その中の一人として参加していた祖母だけがそれに耐えられないけれど、どうして良いのか迷っているのか病で意識が朧げになってしまっているのかの感じが凄く生々しくて不安になった。
・介護していた会長からどうやって大金を持って来たのかが少し気になった。あれだけ親戚の面前では不可能では?と。
・解決できない事があるのが解決、という感じが現実世界って感じがとても良かった。一応、孫を警察に引き渡してたけど、帳尻が合ってない気がしたし。あと、娘は本当はいなくて記憶の中だけなのかと思った。電話かかって来てたけど。
・祖母が当人からの告白を尋ねるも無視した後、促すこたしかできない感じがリアルだなぁと思った。間接的に感情をぶつける様子も。ゴミを片付けなさいとか。本当はそういう事を言いたいんじゃないだろうに。
・途中から示談金は騙し取ろうとしてる詐欺なんじゃないかと思ったらそのままだった。
コメントする