「生と死を巡る少女の冒険談」星を追う子ども ヤマザマンさんの映画レビュー(感想・評価)
生と死を巡る少女の冒険談
「君の名は。」に感動して連続して鑑賞した新海誠作品6作目。まず面白かった。生と死というテーマをどう少年少女の冒険ストーリーにできるかは監督の腕の見せどころ。これは安心できる絵と良く練られたストーリー構成もあって十分成功している。不可解な地中世界と不気味な生き物あるいは地上の争いからの隔離に成功している地下人間たち。この物語は主人公の少女が旅を通じて何かを得る喜びとか淡い恋とがとても上手く描かれている。スリリングな旅を通じて出会いと別れがあり、また普通の生活に戻るのだ。必死になることで得ることができたのは一体何だったのか。ところで絵の一部は確かにジブリの作品と似ているかもしれないがストーリーも違い全然気にならない。ところで猫だろうミミはとても可愛らしく神出鬼没で物語にほっこりしたイメージを与えている。
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