劇場公開日 2011年6月18日

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「やっぱダニーは動きでしょ」127時間 えらさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やっぱダニーは動きでしょ

2013年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

単純

見て思ったことは「ダニー・ボイルの映像演出で大自然を舞台にした動的な映画を見てみたくなった」ということです。

何故かというと、岩に挟まるまでの映像の連なりが見ていて非常に楽しかったというのが1つあります。
まずスプリットスクリーンを使ったオープニング映像(音楽もイイ)ですよね。某U丸さんが『最強のふたり』はオープニングだけで作品全体に良い印象を持ったと言っていましたが、僕の場合はこれがそれです。めちゃくちゃカッコイイです。この作品における僕にとってのクライマックスです笑
次に出発準備のシーン。作品への期待も相俟って、とてもワクワクしながら見ていました。持っていくものを色んなアングルでテンポよく見せてくれて楽しい。
夜が明けて岩に挟まるまでなんですが、ここは単純に私が見たことのないアメリカの峡谷を観光映画として楽しんでいたというのが大きいかもしれません笑

で、もう1つ、岩に挟まってからなんですが…。序盤はまだ僕が以前見た映画『リミット』で見たかったもの、つまり手持ちの道具を駆使してなんとか脱出を試みるというシークエンス、を見られたので楽しかったんです。が、しばらくして頑張る元気がなくなってくると内的なシーンが増えて退屈になっちゃったんですよね。解決法も結局それかいっていう。実話を元にしてるので想像の上を行かないのは仕方無いんですかね。

やっぱりダニー・ボイルは『トランス』やこれみたいに難しいことやらずに、『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』の子供時代にみたいに、カッコイイ映像と音楽に合わせてキャラ走らせとけばいいのにって思いました。

えら