「今まで観た中で一番の衝撃なラスト!」髪結いの亭主 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
今まで観た中で一番の衝撃なラスト!
日本にパトリス・ルコントの作品で一番最初に紹介されたのが、本作。
時系列で幸せをとらえる男と、その瞬間瞬間で幸せを捉える女の性。個人差はあるだろうが、これけっこう男と女のリアリティだと思います。これを観た当時の青二才だったわたくしには、このエンディングはあまりにもショッキングです。ある意味ホラーです。
そらからルコント作品は観まくりましたが、この作品を作っていた時期って、彼病んでただな~とつくづく思います。自らのカタルシスのために徹底的にシビアな映画つくりを続けた彼ですが、そこにはきっちり娯楽性を持たしている。今の世界の監督の中で、彼ほど深いのにしっかり娯楽している映画を創りつづける人はいないと思います。
ハリウッドを一回離れたい人におすすめ。
こんな素晴らしい作り手がいるのです。
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