「この人間関係、本当?」ショパン 愛と哀しみの旋律 温故知新さんの映画レビュー(感想・評価)
この人間関係、本当?
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126分の映画。作曲家フレデリック・ショパン(ピョートル・アダムチク)が、人気作家ジョルジュ・サンド(ダヌタ・ステンカ)と出会い、サンドと、サンドの長男、モーリス(アダム・ヴォロノーヴィチ)、長女ソランジュ(ボジェナ・スタフーラ)との4人の生活が始まる。ショパンにとって15歳年上のサンドは恋人であり同時に母親でもあったのだろう。長男、モーリスは最後までショパンとショパンの才能に嫉妬する。長女ソランジュはショパンに恋心を抱き、母親とは途中から恋敵となる。この複雑な人間関係(事実なのだろうか?)が延々と描かれる。疲れてしまった。
それでも9年に及んだサンドとの暮らしで、ショパンとその音楽は大きな影響を受けた。普通ならこんな暮らしの中、まともではいられないはずだが、天才はどんな経験でも題材やエネルギーにしてしまうのだろう。
サンドにもう少し魅力があれば…。映画で流れる曲はすばらしかった。
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