天国からのエールのレビュー・感想・評価
全7件を表示
自分の映画史上最高の作品
この映画を観て人生の素晴らしさ、生きていることの素晴らしさ、全ての人への感謝を教えてもらいました。
最後の歌唱シーンでボロボロに泣きました。
「人にはやらなきゃいけないときがある」
「何とかなるさ」
本気で叱ってくれた。
本気で愛してくれた人の実話です。
エールは続く…。
世の中にはたくさんの偉人がいるけれど、
弁当屋のおじさんが(すいません)子供達のためにここまでやるのか、
と話を聞いただけで涙が出てしまう物語。
そしてそんな偉人がどうして、こんなに早く亡くなってしまうのか。
理不尽だし、神様あんまりだ…と思うのだが、運命は計り知れない。
彼をニイニイと慕った高校生たちも、彼のことを大好きだった家族も
天国から見守られて元気に生活を、音楽活動を、続けているそうだ。
モデルとなった仲宗根陽さんのドキュメンタリーを少し前に見たが、
子供達を見守る「目」がとても温かく厳しく優しかったのを覚えている。
人生に大切なことを教えてくれたのは(私もそうだったが)
教科書に載っている偉人ではなく、身近な他人だったりする不思議。
身内でもなく友人でもなく恋人でもない、もちろん先生でもない^^;
赤の他人が親身になって力を貸してくれるその理由ってなんだろう。
学校内でも町中でも、音がうるさいと言われバンドの練習ができない
高校生を見かねた弁当屋の主人・大城陽(阿部寛)は、自宅の空き地を
自費で改装、無料で彼らの練習スタジオとして貸し出すことを決める。
その背景には、昔親友だった友だちの「死」が絡んでいるようなのだが…
家族に相談もせず計画を推し進めた陽だが、彼の強固な意志に負けて
妻や母も無料で弁当をふるまい、高校生バンドを応援する。やがて、
その無料スタジオ「あじさい音楽村」がラジオやテレビで取り上げられ、
ますます夢に近づく高校生たち。陽は身体の不調を隠し応援するのだが…
実話というだけでつい感傷的になってしまうものの、若者達が夢を追う
姿がとてもまぶしくリアルに描かれて好感が持てる。
今時の若者には夢がない、と言われるが(すごく寂しいよね、それって)
○○になりたい!って普通は心のどこかで一度は考えることだよなぁ。
どうせ頑張って夢を追ったところで…と、今の社会の在り方を嘆いたら
キリがない現状なんだけれど、それでも!やはり若さが持つエネルギー
は果てしないものだ。ダメもとでガンガンぶつかって欲しいなぁと思う。
私らのような大人は、それを応援してあげないといけないんだ、本当は。
ベタな熱血ぶりが映える阿部ちゃん!とてもいい熱演を観せてくれる。
妻・ミムラも素晴らしい奥さん、バンドボーカルの桜庭ななみも等身大。
仲宗根さんは夢半ばで倒れ、総ての成功を見納めることが出来なかった。
しかしその夢はまた高校生達に引き継がれ、次の飛躍へと繋がっていく。
「あじさい音楽村」出身のバンド、ステレオポニーのエンド曲が胸に響いた。
(誰かの役に立てる自分でありたいと、こんな私でも常に思っております…)
阿部寛は、どんな役もこなすんですね。
試写会にて。
ものすっごい感動・涙というより、
じんわり、グッとくる感じです。
頑固な主人公、怒りながらも主人を支える妻。
何気なく、他にやる事無くて・・
という感じで、音楽をしている高校生。
彼らの場所作りに、自身の土地にスタジオを作り、
高校生たちと絆を作ってゆく主人公一家。
阿部寛って、どんな役もしっくりします。
ガンに侵されて、鏡を見るシーンなどは、
本当にガン患者みたいに見えました。
妻役のミムラも、ステキな奥さんでした。
桜庭ななみって、何となく長澤まさみっぽい気がします。
演技が下手なのか、上手いのか。喋り方も。
ただ、最後の歌のシーンは、よかったかな。
総合的には、中高生向けな作品ですが、
大人が観てもいいと思います。
あと、沖縄が舞台ですが、
特に沖縄の風景のよさなどは出てこないので、
景色をみる期待値は無い方がいいです。
劇場なら割引、またはレンタルでも
問題ないと思います。
褒めるところがない
試写会でご招待していただいたにも関わらず、初めて「時間返せ」と腹が立ったのが率直な感想。
実話が悪いわけじゃないです、そこは否定しませんよ。
沖縄の舞台・・・、って、海も空も出てこない。わざわざコピーに使わなくてもいいよ。東京の下町に設定かえても十分成り立つ映像のみ。
チラシには主人公の陽(ひかる)さんは、生前にあじさい音楽村から有限会社あじさいを設立した後に腎臓ガンと診断てあります。しっかり職業としてやってたのに、映画ではあくまでボランティア面を出してるのも納得いかない。。。
ボランティア=美談かよ?!
すべてのシーンが中途半端!喧嘩の仲裁に入っても、結論ナシ・・・。
阿部さん痩せて頑張ってたけど・・・、倒れる前まで健康な顔して起き上ったら、ガン患者って・・・、「ギャグ?」と。いやいやいや。突っ込んだらきりがない。。。
音楽も
ストーリーも
オチも
映像も
俳優陣の華も・・・
ついでにタイトルとストーリーも合致しないし
心に残る言葉もなかった
会社(会社起こす時に私財は普通だけどね~)作って、軌道に乗りかけた(もしくは乗ってた?)矢先にガンで亡くなった方のお話であり、「奇跡」はないかと。
あと、個人的に鑑賞しながら思ったのは、(ちらっとしか出てこなかったけど)陽さん、ヤンチャしてたんだろーなと。私服、ジャージだし・・・(あ、偏見?)そして、約束10箇条が「良いこと言ってる~」というより、ゴクセンに出てくるような掟だ。ヤンキー母校に帰る、に近い印象でしたわ。
からあげ のち 号泣。
すごく良かったんです。ストーリーもお芝居も。
ニイニイの愛にはこっそり号泣しました。
でも。肝心のバンドの部分が... なんだかなあ...
1つは、好みもあるかもですが、のちのメジャーデビューを
飾るまでのアヤの歌があまり上手に聞こえなかったこと。
はじめは下手なふりをしてるのかと思いました...
プロの歌手が演ったら素敵だった気が。
ステレオポニーのaimiちゃん本人とか。
もう1つは、ラストのクライマックス、フェスでの
「ガンバレ大合唱」のおかげで
ありふれた感動話のようになってしまった気が。
まるで小学生向けの少女漫画のような...よく、ありませんか?
(単に実話だったら申し訳ないです)
正直なところ、ニイニイが亡くなるあたりの
号泣感は殆ど消えて、しらけてしまいました。
あかりちゃんの励ましだけでよかったんじゃない?
とか思ってしまいました。
私の、「大人の汚れた心」故にかもしれません。
ハイドランジアのバンド的フワフワ感とフェスでのシーン以外は
言う事ないです。素敵な映画でした。
阿部さんの役作り裏話をあとで呼んで納得です。
そして葛藤を抱えながらも支えるミムラさんすごくよかった。
真剣に人と向き合うという、なかなかできないこと。
熱い思い。愛情。はじめは素直じゃないけど
だんだん熱をもってがんばる子供たち。
すごくよかったです。
自分に高校生の弟や子供が居たら、見せたいですね。
全7件を表示