デッドクリフのレビュー・感想・評価
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この山、何かおかしい…。
原題
Vertige
感想
軽い気持ちで立ち入り禁止の山岳地帯でロッククライミングを始めた若者グループが想像を絶する恐怖を味わうフレンチ・サバイバル・ホラー!
美しい景色とロッククライミングの緊張感は凄く良かったと思います。
高所恐怖症の人は動けなくなってしまいますね。
今カレが元カレに嫉妬という人間の汚い部分も描かれていました。
残念だった点は敵のアントンがショボかったです。
そこまで大柄でもなく、そこまで奇形児でもなく…笑
ゴア描写は弱めだと思います。
ラストはバッドエンドなんですかね。
※僕らは若い!
謎の終わり方
エンドロールを観て、謎が残った。
・何故アントンは人間を狩る殺人鬼になった?
・クロエは行方不明になったという扱いだが、アントンにスライダーのロープを切られた後、落ちて死んだのか?
・ルイック、クロエ以外の遺体はどうなったのか?アントンが片づけたのか?
・アントンは生きてるのか?
洋画ホラーは、殺人鬼の正体がよくわからないまま終わるパターンが多いな⁉︎
暇つぶしなら
わかっているジャンルものだから、こちらもハードルを高くしないで観るので、暇つぶしなら問題ない。
良かった点は、前半の崖をのぼっていくところ。緊張感がなかなか出ていた。
ただ夜になると、森の情景になってしまう。そうなると、もうよくみる画になってしまいそこからは一気に失速。
敵もあまりに弱すぎて拍子抜け。もっと超人的なフリークが必要だろう。しかも登場の前に「2人がかりでもあけれなかったのに」と、超人的な敵がいるかと思わせる場面があったが、それで期待した分マイナスギャップになった。
さらに失敗している部分としては、フィルムエフェクトを使って、登場人物の女の過去の映像を見せるところ。
過去の情報自体が余計だし、流れを切っている。そもそもこのエフェクト余計だ。
登場人物も応援したくなるような人間がいないこともマイナス。
このジャンルでは、馬鹿や自分勝手な人間は必要だが、全員それだと、どうでもよくなってしまう。
女を主人公にしようとしたが、存在感が無いので、ああいった過去の映像を入れたのだろうが、それをしたところであまりに存在感がなさすぎだ。
そして、最後のテロップが完全に余計。フェイクドキュメンタリーのような感じの内容だったらマッチしたが、この内容とテロップがちぐはぐに感じた。
山岳ホラー
あまり期待せずに観たので、個人的にこのハラハラ感は満足かな。
これと言ってドキドキまでは無いが結構ハラハラする。特に音響効果は良く出来ていて、緊迫した雰囲気がリアルに伝わって来た。
細かいところを観ていけばだいたい読めてくるが、ラストは「そんな近くにナイフ捨てちゃいかんだろ!」と思う人もいるのでは…?
その辺が「バッドエンド」と決定付けられる。
そこそこの山岳ホラー
今ではひとつのジャンルを成したといってもいいほど隆盛の山岳ホラー(ケイビング含む)。何がいるかわからない、どんなことが起きるかわからない山の不気味さが、ホラーと相性がいいんでしょうね。そもそも「13金」のようなキャンプ物だって広義の山物に含めていいかもしれませんね。
この映画、はじめは山岳サスペンスといった感じで期待以上の出来を感じさせます。登場人物のキャラが類型的にわかりやすく描き分けられているので、話に入り込みやすい。必ずいるバカが騒ぎを大きくして、イヤーな予感を増幅させます。
ところが一転、「それ」が出てきてからは、ありがちな展開になってしまい、トーンダウン。正直言って、「それ」の正体には失笑を禁じえません。女子一人に手を焼くという歯ごたえのなさなのであまり怖くない。人間狩りがもどかしく進められるうちに、最後は都市伝説のような締めくくり方で拍子抜け。
特に残念なのは、「それ」が現れて以降の展開にはほとんど山岳映画の要素がみられないこと。せっかく登山のパートではいい味を出しているのですから、襲う、逃げる、反撃するなどのテクニックに、山ならではのアイディアを駆使していれば、記憶にとどまる作品になったでしょうに。
凄く怖いです!!
ホラー好きなら面白いかもしれませんが、ホラーをあまり好まない人にはおすすめ出来ません。恐怖感に包まれて、ホラー映画としては最高作品だと思います。こんなに怖い映画をみたのは初めてです。
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