「アンチ宗教」アンチクライスト 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
アンチ宗教
宗教とは何? 神の存在は人間の尊厳をも超えるのか?
キリストを崇めようが蔑視しようが、
仏陀を信じようが信じまいが、
アッラーを崇拝しようが忌避しようが、
そんなことなど、どうでもいい
勝手に本人だけが祈ってればいい
権力と同様、宗教的「権威」も腐敗するのが、人間の世界である
俺たちが正統派だとか、お前らはアンチだとか
ある時は定義したり、ある時は論じたり、またある時は破折したり
聖書にはこう書いているとか、経典にはこう書いているとか
だから、こうしなくてはいけない
だから、これをしてはいけない
所詮人間が作り上げた 単なる規範である
たちが悪いのは、それを神格化して他人に強要すること
たとえスタート時点では正しい宗教・教えだったとしても
その規範が人を縛り、国や権力に利用され、悪にまみれていく
宗教の名の下に、どれだけの人が56され虐待され犠牲者が生まれたかを考えると
たとえ本当にお導き・御利益・ご加護・功徳等があったとしても
たとえ一部に救われたと信じて疑わない人がいたとしても
敢えて言うと 「人間に神仏など必要ない」
そう改めて思わせる映画だった
まぁキリスト教関係者からすれば、こんな性的倒錯者の常軌を逸した言動を
アンチ等と言った言葉で「キリスト」と結びつけたり汚したりするな!
と、思うのではないだろうか
聞いたことのない北欧理事会映画賞やロベルト賞を受賞?
カンヌ国際映画祭で上映?最低賞を受賞?
笑える
物議を醸したり、賛否両論で揉めたりすること自体も馬鹿馬鹿しい
内容は、ただただ不気味
映像が美しかろうが カメラワークが斬新であろうが
演技・演出が素晴らしかろうが
こんな映画はいらない
少なくとも自分には必要ない 過去いち無駄な時間だった