RED レッドのレビュー・感想・評価
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CIAのクールな仕事
主人公は、ブルース・ウィルス演じるフランク・モーゼズ。
かつてCIAの有能メンバーとして活躍し、現在は引退し"普通"の生活を過ごしているという設定。
それが、この映画のタイトルである RED(Retired Extremely Dangerous)の由来である。
ある機密情報に絡んでいるという理由で、身を追われることになったフランク。
以前CIAでチームを結成していた仲間と結集することに。
・銃撃戦を繰り広げる一方、戦闘シーン特有のグロさを感じさせない演出。
・その振る舞いが非常にクールな元CIAメンバー。
(モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチなど
実力派俳優の演技が際立つ作品)
・大切な人への愛の深さ
などがこの映画のハイライトと言える。
高齢化社会だし、これからはオヤジの時代だと思いました。
自分がオヤジだからかもしれないけど、オヤジが出てくる映画は好きです。
オヤジには、哀愁と、笑いがあって、いいと思います。(おばさんには、ないと思う。)
どことなく悲しい感じで、感動させやすいし、なんとなく笑える。
「カイジ」だって、石田のオッサンがいなければ、ストーリーが成り立たないし、別にどうってことない映画だったと思う。
「グラントリノ」や「レスラー」も、オヤジがいなければそもそも映画にならないし、感動できません。
オヤジについて、哀愁と笑いの2本の柱があるとすれば、この映画は笑いの方に走ってます。
その辺は名優揃いなので、アドリブなのかどうかしらないけど、セリフにセンスがあり、かなり笑わしてもらいました。
それよりおもしろかったのは、他の出演者です。
名優ばっかり起用して、お金がなくなってしまったのかもしれないけど、他の出演者が微妙に笑えた。
中でも、ジョン・マルコビッチに、ミサイルをぶっ放す、おばさんが最高でした。
CIAのスパイにはとても見えないし、役者さんにさえ見えない、その辺のおばさんを連れてきてやらせているような感じで、名優とのギャップが笑えました。
CIA内部で、えらぶっている女性(別の人)も同様におもしろかった。
女性と言えば、ヘレン・ミレンもよかった。
オヤジではないけど、すごくかっこよくて、惚れてしまいそうだった。
もしかしたら、主演でもよかったのでは?
それから、隠し味として、「ポセイドン・アドベンチャー」とかに出ている、アーネスト・ボーグナインとか「ジョーズ」などに出ていた、リチャード・ドレイファスなんかも出てました。
個人的には、音楽の中で、格闘シーンで使われていた、エアロ・スミス(ヤマトの主題歌などを歌っているスティーブン・タイラーのバンド)の「バック・イン・ザ・サドル」が懐かしくてよかった。
「エクスペンダブルス」なんかと比べると、強烈な主張と、肉弾アクションがない分、おもしろさはやや落ちるけど、その分、笑いと隠し味があり、よかったです。
ツッコミどころを笑えるかどうかが肝
REDとはRetired Extremely Dangerousで「引退した超絶危険人物」という意味で、年寄りのオッサン(&オバサン)たちが、現役世代に負けじとがんばる映画。
元凄腕たちの底意地を感じる一方、現役がタジタジとなる展開にツッコミどころが満載。それにいちいち目くじら立てず、そういう世界なんだと笑い飛ばすのが本作鑑賞の流儀。
建売住宅に一人で暮らしているフランク(ブルース・ウィリス)のところに、黒尽くめで銃を装備した連中が襲撃してくれば一蹴。
脂の乗った40代男子のCIAエージェントを手玉に取り、チェイスでも格闘戦でも圧倒。
全米をあっちこっちしつつ、同じく引退した老人仲間と合流しながら絶体絶命のピンチを軽くあしらう。
圧巻はリボルバー拳銃vsとバズーカのシーン。
西部劇なら、さしずめ「抜きな。どっちが早いか試そうぜ」というところなんでしょうが、おっさんリボルバーと中年オバサンのバズーカではいかにもアンバランス。
もちろん勝負はREDなリボルバーおやじの勝利。「ありえねー!」とツッコミ入れながら笑い飛ばしましょう。それが本作鑑賞の流儀。
個人的にはフランクと仲間になるマーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)の偏執っぷりがお気に入り。何かとアレな行動ばかりが目立つ人物ながら、そのすべてが次の危機の前振り&対処になっているという人物。
前述のリボルバーvsバズーカ対決では、リボルバー側に立った当の本人。何かとシビレます。
本作の魅力としては「おバカさ」と「ラブロマンス」の二つ。
おバカさは老人が現役を圧倒するアクション。まるっきりのリアリティ度返し。だからおもしろい。
他方のラブロマンスは、フランクが年金係の女性といい感じに。これが若い美女となれば荒唐無稽さに拍車がかかって、観客としてもついていけない感バリバリになったハズ。
ところがどっこい、実際は40代くらいの女性を配置することでリアリティを保障。なるほど、アクションのおバカさを、ラブロマンスで中和する作戦かと納得。
なんかしらん悪役が悪さして、どうしてフランクが巻き込まれたのか、その明確な理由がイマイチわからないままエンディングなのだけど、そんなの関係ないのが本作。
とりあえず話が進んでいく中で、オッサン&オバサンが活躍するのを堪能するのが正しい見方。
では評価。
キャスティング:5(アクション担当のウィリス、重厚感担当のフリーマン)
ストーリー:6(よーく追うと破綻しているものの、頭からっぽにして見てる分には安心感たっぷり)
映像:6(リボルバーvsバズーカのタイマンは見る価値あり)
おバカ:8(ンな阿呆なが満載)
ラブロマンス:2(エロいところは少なめ)
というわけで総合評価は50満点中27点。
なんやかんやと理屈をつけて文句言う映画ではありません。リアリティ至上主義者には向かないものの、ある種のおバカなアクションを求めている人にはこの上なく要求を満たす作品。オススメ。
超危険な年金生活者たち!
ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマンにジョン・マルコヴィッチにヘレン・ミレン…この個性的な面子だけでも何かやらかしてくれそうな気がする。
オール怪獣…じゃなくてオールド・アクション・スター勢揃いの「エクスペンダブルズ2」が話題だが、どっこい、こっちだってオールド・アクション・パワー炸裂!負けちゃいない。
グラフィック・ノベルの映画化だが、スーパーヒーローは登場しない。
登場するのは引退したCIAのエージェントたち。
隠居生活を送っていた元凄腕工作員のフランクは、突如何者かの襲撃を受け、密かに好意を抱いていた役所勤めのサラを連れ立って逃走、かつての仲間を集め真相を探る。
グラフィック・ノベルならではの派手なアクションと個性派俳優たちのとぼけたユーモアが絶妙にマッチ。
特に役者たちが好演。
こういう一癖ある役柄のブルースは好き。相変わらずエキセントリックなマルコヴィッチは笑わせ、銃をぶっ放すヘレン・ミレンは新鮮。
訳も分からず巻き込まれるメアリー・ルイズ・パーカーのコメディエンヌぶりもイイ。
彼らを襲撃したのは古巣のCIA。
襲撃の理由はある機密の隠匿。
命令を下したのはもっと上の人。
さらに陰謀渦巻き…。
ジイサンバアサンの怒りが爆発、天誅を下す!
余談だが…
“消耗品軍団”と“超危険な年金生活者たち”の対決が見てみたい…(笑)
じいさんでもやれる‼
年金で暮らしている、普通のおじいちゃんの話であるがそのおじいちゃんは元エージェントという物語だった。
まあそして誰もが気になっていたアクション面では、さすがはブルースウィリス歳をとっても素晴らしいアクションを披露してくれた。 他の仲間の人達は銃は撃っていたけど、激しいアクションはなかった。特にモーガンフリーマンは中でも一番歳をとってるからなのか途中でしんでしまったのは残念でならない。
これじゃレッドじゃないじゃんと思ったら、モーガンフリーマンの代わりにアルゼンチン代表のマラドーナによく似た人が入ったのは正直ウケた
全体的には今までにない映画でとても面白かった。
老人の愛
じっくりと育てようとした恋が、不意の出来事で壊れるのって悲しいですね。
組織に振り回される老人たち。
もちろん一筋縄では死にません。
振り回されているのはCIAの新人君もです。
企業勤めはつらいですね。
中年パワー炸裂っ!
今週のおはシアは~
“RED”をご紹介しました。
REDとは
R RETIRED
E EXTREMELY
D DANGEROUS
引退した超危険人物の略です。
ブルース・ウィリスが往年のスゴ腕CIA諜報部員を
静かに(特に声が小さい)、でも決め所はガツンと
カッコ良く演じています。
あるミッションに関わった元CIA部員が次々と消されていき
主人公フランク(ブルース・ウィリス)も標的に。
ひっそりと暮らしていた生活は一変します。
当時の仲間の協力を得て、問題解決!となるのだけど・・。
この仲間たち、それぞれキャラクターは立っていて良いんだわ。
ジョン・マルコビッチ・・ちょっとイッちゃってる感じがたまらない。
モーガン・フリーマン・・渋さ全開。でもエロじじいだったりする。
ヘレン・ミレン・・・・・固定式のマシンガン(名前がわかりましぇん)を
打つシーン。姿勢が良すぎて笑えます。
アクションシーンが楽しめるのは勿論、初めの15分くらいかな。
フランクの穏やかな日常を描いているシーンも、なんとも良いですよん。
あと、場面転換(場所移動)の仕方もオシャレだし、BGMがこれまた最高です。
この映画の美味しい所は、実年男のピュアな恋心が上手に絡んでいること。
ブルース・ウィリスが、なんだか可愛いんですよぉ。
最後は笑えるシーンまで用意されていて、本当に面白かったです。
以前ご紹介した“エクスペンタブルズ”といい
定年世代のデキる男が大活躍する系の映画に
ハマってしまう今日この頃の私なのでした。
“RED/レッド”星は~
4つです。
ブルースとマルコヴィッチは偉大。
まず、ブルース・ウィリスの演技は、あまり変わらない(笑)
ジャッカルの時のような髪フサフサな変装があるわけでもない。
マルコヴィッチさんが、すごい!!
とにかく面白すぎ。
リチャード・ドレイファスなつかしぃー(:_;)
おじさん、おばさんがんばってます!
面白いです。
アクションです。
笑えます。
あり得ない設定とかシーンとかも只単に面白くて笑えました。
娯楽映画ってこういうものなのではないでしょうか?
引退したおじさん、おばさんが全員かっこよく映って見えましたよ。
なんかトップガンやダイハード1を見て映画って楽しいなぁって思った記憶が蘇りました。
後半の展開が、雑になっていくのが残念だが、REDたちの年齢を感じさせない活躍ぶりは、意外性もあって楽しめる。
ちょっとレビューを書くのを忘れていました。
年配の人を中心に、本作がヒットしているようです。普段映画館に足を運ばなくなった中高年の人でも、自分が知っている往年のスターが多数出演している作品なら、ついつい見たくなるのかも知れません。
演出は単純でシンプルながら、ガンガン爆破シーンやガンアクション、カーチェイスが続く、ハリウッドのアクション映画の王道をいく作品でした。注目は、なんといってもブルース・ウィリスとモーガン・フリーマンの共演。やっぱりトップスターの共演だけに風格があります。
触れ込みは、新旧スパイ対決。ロートル組は知識と経験。現役は、ハイテク技術を屈指してとのパターン化されたコピーが踊っていましたが、なかなかどうして爺さまたちもハイテクを使いこなしていました。
元スパイに現職スパイが問答無用に襲いかかるという話では、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』が似ていると思います。しかしテレビシリーズの作品と比べて、アクションのスケールが違います。冒頭からして、フランクの自宅が襲撃されるシーンは、家が半壊するほどの銃撃で、激しかったです。そのあとフランクが逃げ惑うシーンでは、車が何台も宙に舞う迫力。この辺は、まさに映画ならでは醍醐味ですね。
『バーン・ノーティス』と決定的に違うのは、大胆にもCIA本部に乗り込むところ。とにかく逃げないのです。『ハリポタ』前編がヒットしなかったのは、主人公たちが逃げ回ってばかりだったからだと思います。『バーン・ノーティス』もそれなりに戦って撃退していますが、さすがに本部には乗り込んだりしません。
本作では、何故CIAが自分たちを襲うのか、その秘密を探ることがメインストーリーになっています。それを一気に「本丸」で情報収集してしまうのが、REDたちの面目躍如といったところでしょうか。でも、CIAは最新のセキュリティでガードされています。しかし、とうにスパイを引退したはずの爺さまたちは、難なくクリアーしていくのですね。爺さまたちは、技術的なことにも精通していたのでした。
一方REDたちを抹殺する指令を受けている、若手エージェント側も、なかなかの手練れです。決して経験でREDたちに劣ってはいませんでした。時にリーダーのクーパーは、侮れません。サラを誘拐しようとする知略に加えて、ガンの腕前と接近戦での強さは、何度もREDたちをピンチにに陥れます。
このクーパーは、憎き敵役かというと、意外と良心と正義感の持ち主だったりするのです。自分に下された命令がどうやらおかしいと気付いたとき、ラストのドンデン返しを演じることになります。
クーパーの執拗な襲撃に、REDたちが逃げ込んだのが、なんと旧ソ連時代に敵対したロシアの情報機関の支部長宅。昔のなじみで呉越同舟してしまうところに、時代の流れを感じました。そればかりではありません。REDのメンバーのヴィクトリアはなんと支部長の恋人だったのです。いや~でもねぇ、演じているヘレン・メリルというばMI6の名うての女スパイだったわけじゃあないですか。それが旧ソ連のスパイを手なづけて、REDの助っ人に馳せ参じさせてしまうなんて、ちょっとカルチャーショックですよ。
でもこの支部長、単に色仕掛けで応援しているだけでなく、ちゃんと計算が合って、一仕事終わったら、REDたちにバーターで仕事を要求するのです。さすがに抜け目はありません。この支部長の計算高さが徒となって、本作は続編を作らないといけない終わり方になってしまいました。
末期の肝臓がんにかかったジョー役を演じるモーガン・フリーマンがやはり魅せてくれましたね。逃げを失った敵襲に自らしんがりと成り、犠牲になることを告げるときの台詞が決まっていました。渋いです。
最近いい作品から見放されていたブルース・ウィルス。本作では、本来のアクション俳優としてポテンシャルを見せつけてくれました。加えて、なにも事情が分からない恋人サラとのやりとりでは、惚けた芝居で結構笑わせてくれます。ブルース年齢と共に、演じる幅がシリアス一辺倒でなくなってきていて、そのうちコメディにも本格出演してもいけるのではないかという軽妙な演技でした。
後半の展開が、時間切れか、やや進行の飛び幅が大きくなり、雑になっていくのが残念でした。けれども自分たちを殺そうとする謎の暗殺者の正体に迫ろうとする、REDたちの年齢を感じさせない活躍ぶりは、意外性もあって楽しめることでしょう。
超危険な…(笑)!!
今年に入って話題の映画は何本か観ましたが、一番面白くて最高な映画でした!!
(まだ2月だけど…w)
予告では
RED…
『引退した超危険人物』
でも映画の字幕は…
『超危険な年金生活者』
自分は映画館で微妙だと、超眠くなる人なんだけど…
(中弛みダメなんです)
全然眠くならずに最初から最後まで楽しめました!
キレてる役のマルコヴィッチさん面白かったです。
あーいうキレてる仲間系
なんだか好き〜((ノ∀`*))
去年の『特攻野郎!!Aチーム
』マードック役のシャルトー・コプリーさんが面白くて好きだった人とスカッとするチュドーンズバババ系が好きな人は絶対に楽しめると思います(笑)
理屈抜きに熟練技ご堪能あれ!!!
ヘレン・ミレンのスナイパーが観たかったので、
評価が高かったし
がっかりしない程度の期待で行きました。
ヘレンヤッパリ素敵でした!!!
あの役は他のキャスティングは思いつかないかも?
そして
ブルースは、アクションも良いながら、いつになくキュートで
マルコビッチは予想通りの怪演。
モーガン、R・ドレイファス、M・R・パーカー
豪華な仕事師たちが揃って、さすがベテラン魅せてくれます。
なんも構えず、観に行くのがお薦めです。
もったいない
配役はブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ…と豪華な面々。
こちらもバリバリのアクションを劇場の臨場感で楽しんでやるぜ!ってな具合で乗り込んだものの、アレ?
なぜだかスッキリしないのだ。
イマイチ「リアリティ」が足りない。
きっとアニメーションなら笑い飛ばせる部分なのかも知れない。
しかし、生身の人間が演じる以上、
見ている我々もキャラクターに感情移入してしまうのもヒトのツネ。
スカッとできればいいじゃない!そんな声も聞こえてきそうだが、
コメディタッチな部分とシリアスなシーンの住み分けができてないと感じた。
爽快感を得たいのに、どうにも歯の奥に挟まった異物が気になってしまう・・・。そんな印象
映画.comの評価が高かったので、単純に期待値が高かっただけなのかも知れないが。。
殺し屋の魂百まで
気分爽快なアクションエンタメ!
役者陣の魅力を書いていたらとても字数が足りないが、
ウィリスもルイーズ・パーカーもフリーマンもミレンもドレイファスも皆、
茶目っ気があってとにかく楽しい。
最高齢ボーグナイン氏は初めて観た役者さんだが、良い味ですねえ。
悪役のイメージが強いB・コックスも、今回はロマンチストな
ロシアンスパイ役。何気に要所要所で見せ場をさらう。
“RED”に振り回される敵役K・アーバンも良いな。
『指輪物語』といい『ボーンスプレマシー』といい、
一本気な役が良く似合いますね、彼は。
けど全編を通して一番面白いのは、なんと言ってもJ・マルコビッチ!
「またブタちゃんを連れてくぞ〜!」と絶叫する
変人役が似合い過ぎて怖い(笑)。
なかでも登場時点からコンテナ置き場での戦闘までの流れには
笑いが止まらない。妄想狂の変なオッサンかと思いきや……
あとは観てのお楽しみ。
アクションシーンはこれでもかと盛り込まれているし、
物語の舞台もガンガン変わるが、
とにかくテンポが良くてダレない。
巨大な敵の正体や、それを操る黒幕にもちょっと驚かされた。
いやー、権力のある人間より怖いのはやっぱり、
権力者を抱き込めるだけのモノを持った奴って事ですか。
さて、
グレネードランチャーの弾を直撃(!)させたり、
相手が投げた手榴弾をまさかの“ピッチャー返し”したり、
常人離れした戦闘スキルを見せる“RED”の面々だが、
だからといって「無敵過ぎて白ける」という事は無かった。
何故なら敵も強大だし、それなりに頭の切れる奴もいるから。
それにほら、主人公の皆さんはお年を召されてますから。
派手なアクションに笑いを盛りつつ、
尚且つ適度な緊張感を保った手腕は見事だと言いたい。
少し残念だった点というか、僕の勝手な期待と違っていた点としては、
前情報で予想していた
『ローテクを極めたベテランVSハイテクにかまけた若造連中』
という構図では無かった事かな。
ベテランの心意気は伝わるが、もうちょっと「ベテランならでは!」って技も見たかった気がする。
あとはM=ルイーズ・パーカーにもうちょっと
後半の見せ場が用意されてたら良かったかなあ。
ええい、些細な事だ!
気を張らずにサクッと楽しんで観てくださいな。
それにしてもあのラスト……
いったい何がどうなったらあんな状況になるんだろう(笑)。
<2011/2/5観賞>
定年マシンガンチーム
最初、REDって何だろう…?って。
RED(=RETIRED EXTREMELY DANGEROUS)なんだけど
あの顔ぶれからして、ハゲとか年寄りの隠語なのかと
大変失礼なことまで想像してしまったのだが^^;
そんな期待を毛髪と共に吹き飛ばし!大暴れしてくれた。
まぁどう見ても、ブルースなんか若いんだけどねぇ。。
スタローンがあれだけ大暴れしたもんだから、
(知事はおいといて)今度は俺がやるか!といわんばかりに
ブルースおじさん大活躍!なんだけど、もう彼がこんな役を
やるようになったなんて、かなり身に沁みるわぁ…。
こういう作品を観ると、とたんに自分の歳周りまで実感して
しまうから、とってもやるせない^^;まぁ仕方ないんだけど。
観比べてみるとエラく単純だったスタローン製よりも、
こちらはかなりひねりが効いていて、設定にもクセがある。
とりあえず皆元スパイなんで、頭はいいし勘も動きも鋭い。
さらに殺傷能力は衰えていない^^;から、けっこう本気で怖い。
「キックアス」の少女と、こっちのジジィと、どっこいどっこい。
そこで、ウィリアム役のK・アーバンが惹き立つ惹き立つ♪
私にとって永遠のエオメルである彼が^^;まぁ~出るわ出るわ
こんなに嬉しい作品も久しぶりだったな。うわっはっは。
さて…。エリザベス女王も演じたことのあるH・ミレン。
なんでもやるんですね、この御方も^^;素晴らしい。そして、
今作はこういった女性の描き方もエレガントで、とても上品。
ヘレンは元ソ連の工作員と恋仲で、実は…というエピソードも
洒落ているし、主人公の巻込み相手役M=ルイーズ・パーカー
は歳甲斐もなく素直で可愛い(爆)まさか自分の家にあの年金
ハゲが上がり込んでくるとはねぇ^^;
銃器にトチ狂ったマルコヴィッチは普通に彼らしく^^;
モーガンだけはちょっと可哀想な扱いだったけど、
R・ドレイファスも憎きクソジジイがよく似合っていた。
しかし一番の生き残りはE・ボーグナイン、ビックリした。
まだ生きてたんだ!?ってか顔が全然変わってない!?
一度観たら忘れられないあの顔。「マーティ」が懐かしいv
考えてみると生きた化石^^;を扱った(過去の歴史を含め)
あぶりだし映画みたいな作品だったのね。いや、なかなか。
(まず襲われるのがクリスマスの設定なのね。やっぱり~)
冷徹な表情がクール!
楽しかった、劇場で観れて良かったです。予告でヘレン・ミレンを見てから、ぜひともスクリーンで!と思ってました。
REDは鉄壁のキャスティングでした。作戦中の現役さながらの冷徹な表情がクール!
可笑しい所、カッコいい所、ハズレ無しって感じでした。
若きCIAエージェント役のカール・アーバン、中盤までなんか地味ねと思ってたら、本部での攻防が男くさくてカッコ良くて…!
後半はワクワク登場を楽しみにしておりました。
楽しかった
ブルースはダイ・ハード以降同じような役柄やワンシーンの出演など
大好きなのにちょっと寂しかったなあ。
爺さん・婆さんが頑張るのは高齢化社会でしかたないなぁ。
スペース・カウボーイもそうでした。
まぁ見る方も同じ年代なので、生きる力をもらえます。
お話はボーンシリーズですが、みんなで戦うのがミソ。
REDの4人ほもちろんだけど、脇をかためる人たちに喝采です。
ボーンに出ていた殺し屋が、CIAのメインでとても憎たらしいのだけど
最後に良いとこ持っていきました。
ボーグナインなんて、むかしポセイドン・アドベンチャーで感動して
以来、またまたほろりとさせてくれた。
一言、最後の最後で悪がもう少し強ければ満点なのに。
ジジババ万歳です。
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