「核弾頭クラスのびっくり箱!?」RED レッド マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
核弾頭クラスのびっくり箱!?
なにもそこまでというぐらい、おっさん、おばさんが頑張ってる。
というより、ベテラン俳優が揃うと、これくらいの作品なら流した演技でもできまっせという底力を感じる。スクリーンの中で4人とも遊んじゃってる。
じゃ、4人に遊ばれたのは誰かというと、CIAの若手捜査官クーパーだ。頭もキレるし腕っ節も度胸もいい。だけど、ベテラン4人には歯が立たない。クーパーを演じるカール・アーバン、どっかで見たことあると思ってたら、新シリーズ「スター・トレック」のDr.マッコイだった。
40代も後半に入ったメアリー=ルイーズ・パーカーでさえ、すっかり可愛がってもらっちゃってる。
ブルース・ウィルスのスキンヘッドの色艶を見てる暇もなく、モーガン・フリーマンのそばかすの数も数える余裕もなければ、ジョン・マルコヴィッチのアブナさは地か演技かなんて算段もできず、ましてやヘレン・ミレンの鼻の高さなんか気にしていたら老いて怒れるぐらい・・・いや、置いて行かれるぐらい話のテンポが速く、バイタリティーに溢れる4人の活躍を見ることができる。
アクション・コメディーというよりは、核弾頭クラスのびっくり箱を開けてしまったかのようだ。
それにしても2時間弱で撃った弾数ってどんだけ? 誰か数えた人いる?
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