孫文の義士団のレビュー・感想・評価
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イップマンから期待してみる人にはお勧めできない。
なぜこの映画がこんなに評価高いかわからない。
イップマンで、ドニーイェンのかっこよさを知り、この映画にたどり着いた。
テンポの良いイップマンシリーズ(ドニーイェン物)とはちがって、脚本と演出がだらだらしていて、正直退屈してしまった。真実をとりいれた歴史劇なので仕方がないといえばそうなのだけれども。豪華スターが勢ぞろいしているというけど、香港中国映画をほとんどみない私にとっては、誰それ?ってなります。豪華スターが共演したせいなのか、どのスターが主演なのかよくわからず、ドニーイェンから来た視聴者にとってはかなりの消化不良。
あれほどかっこよかったイップマン役からすると、ぜんぜんドニーイェンがかっこよくなかった。
個人的な見どころとしては、孫文の替え玉が上川隆也+亀田興毅にそっくり
芸人スリムクラブファンは必見
期待値高すぎた!
孫文を守るってこと
ドニーさん壁を走るってこと
セットが気合入ってること
そのセットを横からのロングショットが見もの
(↑ドニーさんのこだわりで撮り直した)
という前情報をもって観ました。
中国の歴史が変わる、大きな転機のお話。
そうか、これが辛亥革命に繋がっていくのか…
顔馴染みの出演者が満載。
ニコラス・チェー、サイモン・ヤム、レオン・カーフェイ、ファン・ビンビン。
インファナル・アフェアにも出てたエリック・ツァンさん。アメリカ人だとジョー・ペシのような、日本人だと西田敏行さんとか橋爪功さんのような、3枚目のようで役幅広くてなんか気になる。
ドニーさん主演かと思ったら、そうでもなかった!
日が迫るたび、笑顔が増えるたび、みんなの死亡フラグがガンガン立っていく…
ニコラス・ツェーは、イケメン扱いされてるのを本人が拒んでいるのか?というくらい体当たりの役が多い。
立ち向かった人達は、孫文を守るというよりは、それぞれの抱えてきたものや、大切なものを守ることで、結果的に歴史の一部に関わった感じだった。
それにしても、なんでみんなが強いのかってのがよくわからなかった。ドニーさんは警官だから?ヤムさんの娘とか16歳くらいでがんばってたな。
ドニーさん達のキレキレアクションに期待してしまったから、どんどんやられてしまって残念でしたが、セットやその時代のムードはよかった。
絶対に撮影が大変だろうから文句言っちゃいけないんだけど、うーん、もう一声!!
内野々さんの勧めで観る。中国では歴代TOP10に入る興業収入をあげ...
内野々さんの勧めで観る。中国では歴代TOP10に入る興業収入をあげているとか。
観て良かった。
泣けた!
革命前夜の香港、孫文を暗殺すべく清王朝が差し向けた刺客達を打倒すべく立ち上がる義士団の物語。己の信念に殉じる人々の雄姿が眩しいアクション大作で、ドニー・イェンを筆頭に義士団の面々による立ち回りの数々が神々しいばかりに美しくて泣けてしょうがなかったです。
革命
カンフー、ワイヤーアクション多数有りで良かったです。
でもアクションというよりドラマな感じが強かったです。革命を起こそうと立ち上がる勇気は凄いなと思います。
少し長い気もしました。
後半かなりドキドキです。
奥さんがひどい
アクションシーンはすごく興奮するんだけど、ドラマの場面がちょっと退屈で眠くなった。
ドニー・イエンの奥さんが、彼のろくでなしぶりに呆れて妊娠した途端、金持ちに嫁ぎ、子供が4歳くらいになるまで一切教えないなんて、どんなひどい話なんだと呆れた。彼が立ち直るきっかけを何年も奪い続けているし、子供にもひどいじゃないか。あまりにひどすぎて言葉を失う。
登場人物が多くて、弁髪だらけなので見分けがつかなかった。
主要登場人物の死に様が見事で心打たれた。
ラスト60分もたいしたことなかった
超期待していたのだが、がっかり……。ドニーさんのアクションが少なすぎる。それに話なげー。ラストのレオンライさんのあのバトルは、ちょっと無理あるだろ。
追伸:ドニー祭り、来月の処刑剣が楽しみだが、イヤナ予感がぷんぷんする…
『1911』よりアクションも、ヒューマンストリーもこちらが面白い!
『1911』の公開に合わせてレビューアップしました。
中国の役者にはあまり詳しくないのですが、識者曰く、これは香港版の『エクスペンダブルズ』なんだというのです。それくらい豪華なメンバーが結集して、画面狭しと活躍する作品。
とにかくセットの精巧さには度肝を抜かれます。どの角度からカメラが当たっても、奥の方まで当時の街角が再現され、びっしりと物が置いているのです。雑踏には通りの先まで人がぎっしり。その街角を孫文を乗せた人力車が敵襲を避けながら疾走していくのですが、ノーカットで切れ目なく背景のセットを見せていくのです。どれだけ規模のでかいセットを組んだものか想像もつかないほど、20世紀初頭の香港をリアルに再現していました。(ちなみにセットの制作に8年かかったのだそうです。)
孫文暗殺未遂事件は史実にはあります。しかし本作の大部分はフィクション。1911年の辛亥革命前夜の香港を舞台に、孫文を暗殺団から守るために命をかけた人々の活躍が描かれます。本作は、暗殺団との義士団との激しいカンフーアクションだけでも凄いのですが、義士団となる人々の決死の決意と家族との別離に思わず涙してしまうヒューマンドラマでした。
特に後半から孫文が香港に到着してからはノンストップのアクションシーンがたたみ掛けて圧巻です。単なるアクションでなく、人力車が全力疾走するスピード感に、街のあちこちのセットが爆発したり、雪崩のように崩れ落ちたり、ありとあらゆるものがパンドラの箱を開けたように孫文の一行に襲いかかるのです。
『1911』を見て、不満に思った人でも、これをDVDでご覧になれば、大満足するして溜飲を下すことになるでしょう。
物語は、1906年腐敗した清朝打倒を掲げ、武装蜂起の計画を練るため、孫文が香港を訪れることになります。一方、北京の西太后は500人の暗殺者集団を差し向け孫文を暗殺を画策します。
新聞社社長で中国同盟会の香港支部長・シャオバイ(レオン・カーファイ)は、支援する実業家ユータン(ワン・シュエチー)資金援助を要請。そして、孫文を守るために自分を慕う若者たちや名もない庶民を集めて護衛団を結成することに。
『1911』では駆け足過ぎて空回りしていた、革命に対して未来ある若者たちが犠牲になっていく展開は、伏線もしっかり描かれて、かけがえのない一人を守るための思いが見ているものにもよく伝わってきました。そんな犠牲の精神は、押しつけがましいものになりがちですが、それぞれの「運命の日」となる孫文来訪に向けて一丸となっていく姿がよく描かれているのですね。
特に資金援助者であるユータンと同盟会の活動家であり、孫文の影武者になってしまう息子・チョングアン(ワン・ボーチェ)との親子の葛藤はなかなか泣かされる展開でした。 ユータンは息子には、跡継ぎとして革命から離れて、生き残って欲しかったのです。そんな革命から腰の引けていたユータンと義士団を指揮するシャオバイが来訪前夜に酒を酌み交わし、ホンネをさらけ出すところもよかったです。ユータンも最後は覚悟を決めていたのを悟った、シャオバイが男泣きするのですね。
あとで義士団に追加参加する車夫・アスーと彼が見染めた写真店の娘・チュンの来訪前夜の慌ただしく写真を撮影するところも泣けてきました。孫文さえ守り通すことができれば、結婚式に向かえるというのに、彼はそれでも志願してしまうのです。
路上生活者のリウ(レオン・ライ)は、個性的なキャラ。元は大富豪の跡取り息子だったのにホームレスに落ちぶれていたという設定なんです。ところがこの男、いざとなったら脱いだら凄いのよ!とばかり、カンフーの使い手ぶりを発揮して、多数の暗殺者集団の侵入をひとりで受け止めるのです。このカンフーシーンもなかなか見応えありました。
またカンフーシーンでは、若い警官役のドニー・イェンの重力を無視したかのような
空中殺法が凄かったです。
本作で興味深いのは、革命の理念などろくに知らない一般の庶民が、命を投げ出して孫文を守り抜こうとするところです。それが嘘くさく見えないようにするため、参加する義士ひとりひとりの参加の理由を、伏線としてしっかり描けています。
父とのトラウマに悩み、父に反抗するため、あるいは愛する女性のため、また別な人物は、悲しい過去を清算すし自分という存在を証明したいため、参加する義士たちの多くは革命の理念とは違う個人的な事情を抱えて、一命を投じたのでした。それがやがて革命に繋がり歴史を動かすことになるとは、何とドラマなんでしょう。
歴史に埋もれがちな一介の庶民たちが、孫文を守り抜き、歴史を動かしたというダイナリズムを本作から感じ取れることでしょう。
革命は一日にして成らず。
「孫文」という名前は知っている。
「辛亥革命」という名称も知っている。
だから、いつものように、事前情報なしで見に行った。
これが間違いだった。
もう少しだけ勉強してから見た方が、もっと登場人物の気持ちがよくわかっただろう。
作品冒頭で説明されるが、ちょっと調べてみた。
「辛亥革命」とは、1911年~1912年にかけて中国で起こった民主主義革命 。
目的 清朝打倒と共和制政体の確立
対象 清朝
結果 古代より続いた君主制が廃止され、共和制国家である中華民国が樹立された 。
指導者 孫文
この物語は1906年だから、革命が起こる5年前の出来事だ。
実際に起こった暗殺事件を元に作られているそうだ。
革命って、すぐに起こるものではないのだ。
成し遂げられるまでに、どれだけの人命が落とされたのだろう。
そんな多くの人達のおかげで、革命は成りっ立ったのだ。
ドニー・イェン、ニコラス・ツェー(そういえば、ニコラスの辮髪姿は初めて見るかも)、エリック・ツァン、フー・ジュン等々、見知った役者さんが多数出演し、作品を盛り上げる。
後半、スピード感ある攻防はお見事。
ちゃんとドニー・イェンやレオン・ライの見せ場もあり、アクションも堪能できる。
ちょっとだけ、≪辛亥革命≫について、わかったように思う。
握りこぶし
「ひとりの命を救えば、この国の未来が変わる」。
気高い理想を胸に、孫中山暗殺計画を阻止すべく戦う人々の物語りです。
スピーディーな展開と激しい攻防戦は、手に汗握ること間違いなし!
ひとりでも多くの方に見ていただきたい傑作です。
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