ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
全207件中、201~207件目を表示
これが私の生きる道。
複雑な葛藤の数々が絡み合った
緊張と不安の果て,
終盤の「白鳥の湖」シークエンスが秀逸かつ衝撃!!
伝説となる完璧な舞台にブラボー!
ストイックであり切なくもある
バレエダンサーの孤独な戦いを的確に表現した主演女優,
ナタリー・ポートマンの存在感が素晴らしい。
無垢で儚げな白鳥と,
奔放で力強い黒鳥の対比が圧巻。
まさに渾身の演技だった。
重厚な音楽と,
抜群の演技と演出を堪能した!!
ナタリーの演技が、鳥肌もの。
NYに住んでいて、バレエ経験もあり、NYバレエ団の公演が好きで観に行くこともあるので、この作品はとっても楽しみにしていました。
映画が始まった時、「あれ?」と思いました。
Nina役のナタリーのバレエの演技が、普通。。。というかちょい下手。
進んで行くうちに、「あ、そういうことね。」とは分かるけれど、観ていて何だかドキドキ。
だって、本当にこのバレエの技術のままだったら、どうしよう・・・と。
いくら映画とはいえ、ちゃんとバレエの上手な人選んでるよね??とか。
ちょっと気になって、映画観ながらナタリーをgoogleしてみると、ちゃんと4歳から13歳までバレエの経験があるらしい。
そう聞いたら、なんだか安心して&期待して観られる☆
この映画の注目すべきは、人間の心理の恐さ。
なんだか、どこまでが現実でどこが幻想なのか。
毎回、「これこそ本当にやっちゃったのかも。」と、感情移入しまくって、ハラハラドキドキ。
そしてクライマックスに近づき、Black Swanの踊りを舞台で披露する、Nina。
これが、凄い・・・!鳥肌が立つくらいに、素晴らしい演技。
初めの方の下手くそなバレエは、布石にしか過ぎなかった。
(それにしても、ちょっと下手に踊りすぎてたけど・・・ww)
だけども、バレエとしての技術の未完成さをカバーするかのように、カメラワークが動き回りすぎるので、ちょっと酔いそうにもなったけれど。
それにしても、ナタリーの「バレエ」というよりも「何か乗り移ったバレリーナの役」をやっている姿は、瞬きするのも惜しいくらいの圧巻。
お勧めです!
“完璧”とはいかないアロノ不スキーバレエ団
ダーレン アロノフスキー監督といえば、「レクイエム フォー ドリーム」や「レスラー」といった作品がまず思いつきますが、本作「ブラックスワン」は「レクイエム~」や「レスラー」を超える素晴らしい作品になったのではないでしょうか?アロノフスキーワールド全快と言った感じですが、残念なことに「ザ タウン」のベン アフレック監督同様にエンディングで決定的なミスを犯してしまったように思います。それだけが非常に残念です。
ニューヨークのバレエ団に所属する主人公のニナ彼女は団長の目に止まり「白鳥の湖」のプリマに選ばれるのですが、決まったとたんに様々なことが起こり始めます。エロ団長の必要以上の要求、虎視眈々と彼女のポジションを狙うリリーの存在。母親との争い、彼女自身の完璧への拘り等彼女を苦しめる要素がたくさんあります。
注目はこの作品の演技でアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー ポートマンの演技と練習風景、豪華衣装の数々そして、何と言っても圧巻なのはクライマックスの「白鳥の湖」です。
ナタリー ポートマンは「レオン」から観ていますが、本当にすごい女優さんに成長したと思います。こういったハードな役に挑戦し見事演じきったように思います。一人の女優としてだけでなく一人の女性として見直してしまいました。ダンスの練習風景なんかも動きがシャープでキリッとしていてとにかく素晴らしかったです。そして、クライマックスでは優美と言う言葉がよく似合う動きと衣装の着こなしがとにかくよかったです。もうナタリー ポートマンの頑張りがあってこそこの作品はある程度良作になったのではないでしょうか?もちろんヴィンセント カッセルやバーバラ ハーシーさらには、ミラ クニスと言った豪華脇役陣もそれぞれの役を完璧にこなしていたと思います。
さて、この作品の決定的なミスは何なのかという点ですが、それはアロノフスキー自身が招いた失敗だと思います。何かと言うとクライマックスの「白鳥の湖」の最中メイク室でニナがリリーにあることが起きるのですが、その後その出来事が何もなかったかのようにリリーが普通に立ち上がってニナに話しかけているではありませんか?これはなぜなのかまったくわかりませんでした。アロノフスキー監督の真意がどこにあるのかよくわかりません。
しかし、これは傑作に近い良作です。多くの人に観てほしいそんな作品です。
芸を極める
プロの凄さ、役になりきる恐ろしさに圧倒された。
ニナとナタリー。
「白鳥の湖」と「ブラック・スワン」。
それぞれのシンクロが見事。
ナタリーの努力は並大抵のものじゃない。
観ているこっちも消耗し、燃え尽きた。
終盤の黒鳥のシーンは
美しく、おぞましく、
鳥肌がたった。
芸を極めることは、身を削り取るのです。
そうゆうことだったのか。。
意外な展開(内容)でした。 ナタリーの演技は申し分なく、「オスカー受賞おめでとう!」と 素直に言えますが、作品的には 苦手ですね。。 観ていて苦しくなるし、どうも ちがうスリル(SF系)を求めてしまう。。
製作者に『シャッター・アイランド』も手掛けた方がいたのも 納得。
孤独なバレリーナって、大変なんだなぁという印象が残る 作品。 (私的には)劇場じゃなくて良かったという 感想です。
とにかく圧倒されました!
ブラックスワンのシーンはすごかった。
本格的バレーとしても見ごたえがありました。
主人公のバレーに対するものすごい執念がみごとに描写されていますね。妄想シーンもかなり刺激的でしたがバレーの悪魔的シーンとよく調和されていて芸術に評価されてもいいと思います。
全207件中、201~207件目を表示