劇場公開日 2011年1月22日

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「【”食の安全管理システムの崩壊を招く「工業フードシステム」は、人々の意識一つで変えられる。”一人一人の行動が、巨大企業の寡占が進む食品業界の仕組みを変えるのだなあ、と今更ながらに思った作品。】」フード・インク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”食の安全管理システムの崩壊を招く「工業フードシステム」は、人々の意識一つで変えられる。”一人一人の行動が、巨大企業の寡占が進む食品業界の仕組みを変えるのだなあ、と今更ながらに思った作品。】

2022年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 巨大企業の寡占が進む米国の食料生産事情を描いたドキュメンタリー作品。-

 ・”チキンでなく、食料製品を作っているんだ”と語る農家。

 ・抗生物質をバンバン使い、育てられる食物。それに汚染される農家。

 ・コーンが、多くの工業食品の原材料になっている事は知ってはいたが、それがカロリー過多の要因となり、1/3のアメリカ人が糖尿病であるという事実。

 ・O-157が起こった原因である、牛ひき肉の粗悪な大量生産システム。

 ・今作で、社名が出る会社は皆、取材拒否。食料品工場内を隠し撮りしたカメラが映し出した恐ろしい光景。

<今作から学ぶことは多い。
 エンドロールで流れるように”スーパ―に行ったら、旬のモノを買う。(美味くて、安いよね。)出来るだけ、有機農法で作られた食材を買う。
 合成製品は、買わない、食べない。
 有機農産物は、ややお高いけれど一人一人の行動が、巨大企業の寡占が進む食品業界の仕組み(遺伝子組み換え食品・・)を変えるのだなあ、と今更ながらに思った作品である。>

NOBU