「渋い」ラスト・ターゲット Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
渋い
好みが分かれる作品です。 個人的には、きらいじゃないけど 一回でいいと思わせる内容(エンディング)でした。 単調な日常のシーンと、戦い・銃撃のシーンが クラッシック音楽を聴いているように強弱をつけて 流れていきます。
スウェーデンで仕事を終えた殺し屋ジャック(クルーニー)は、最後の仕事として イタリアの小さな村へとやってくる。 カメラマンとして生活しながら 村の神父・ベネデットや 美しい女性・カルラと交流するジャックだったが、やがて彼の命を狙う殺し屋が村に現れ…… (作品情報より 抜粋)。
主人公・ジャックを演じた ジョージ・クルーニー。 確実に中年(男)になってますが、やっぱり色っぽい・*★。 今回は彼の “殺人的笑顔(キラー・スマイル)”を拝むことはできません (あしからず)。 常に不安と戦っている・心に影があるジャック。 唯一 無になれるのは銃をいじってる(作ってる)時。 と言うわけで、ストーリーも演技も 「渋い」。 ドキッとするシーン場面や、(効果)音で引きつけられるシーンもあるけれど 一瞬でまた同じリズムに戻ってしまう感じ。。 製作にも参加した ジョージの趣味にも思えます。
キレイな女優さんが 多数出演していました。 が、皆さんヨーロッパ圏の方々(スウェーデン、オランダ、イタリア)で 馴染みの薄い面子。 その中でも個人的に好きなのが バイオランテ・プラシード。 小さな村の娼婦・カルラを演じています。 とーっても美しい・*☆。 ジョージとのベッド・シーンでも 堂々とした演技。 イタリア語も セクシーでした。
ポスターも出演者も 舞台となったイタリアの村も、渋い。 渋すぎて切なくなってしまうシーンもあります。 出演者がすくないところが、ストーリーをリアルに見せてる感じもします。 冬の寒空、ジョージが表現する【孤独と葛藤】を 鑑賞してみるのもいいかも☆★