蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTHのレビュー・感想・評価
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とってもよかったです
対話によって生まれる可能性を本作は、描かれています。またもや、情報が多いため追いつくのが大変な作品ですが、とにかく深い!本当に深い!!解説を読めば読むほど、のめり込む作品。
一騎が、本編最終回後より、一年間昏睡状態だった。あれだけ、身体も心もボロボロの状態からのここまでよく頑張った、耐えたなといろいろ感情入りできる。angelaの一騎イメージソングが、同時期にでてますが、この当時の心境が歌詞になっており、聴いてから本編をみるとまた格別です。
「蒼い空が見たいよぉー」
2004年にテレビ放映されたロボット・アニメの劇場版。
適格者として選ばれた14才の少年少女たち、人型決戦兵器のロボット(ファフナー)、襲来する謎の生命体(フェストゥム)との決戦に備えて実は要塞化されていた竜宮島、島と敵対し謀略を仕掛けてくる新国連・人類軍、主人公・一騎の父が島の司令官で、母はフェストゥムの研究者で先の戦いで犠牲になったなどエヴァンゲリオンの設定と重なるところも多いが、主人公はじめ子供たちは親と共に暮らし、もともと幼なじみだったり、司令部に集うのが彼らの親たちだったりと独自の設定や世界観を創りエヴァとは別の物語となっている。
敵であるフェストゥムは、最近のSFでよく使われる個であり全体であるシリコン型生命体。
それと戦うために開発されたのが人型決戦兵器ファフナーであり、敵に対抗できる少年少女たちが搭乗する。
ただし、戦闘を繰り返すと同化されてしまう恐れがある。
劇場版はテレビの最終話から2年後の話。
北極のフェストゥムの本拠を滅ぼして、島は平和な日常を送っていた。
郷愁を誘う日本の夏祭りの日、浴衣姿で集う少年少女たちは、亡くなった仲間への灯籠流しを行うが、そこへ敵襲来の警報が鳴り、島は再び要塞と化す。
現れたのは、少年を乗せた潜水艦だった…。
主人公の一騎は、同化されてしまう恐れがあるので搭乗できず、その親友で、各ファフナーを後方支援するシステムを司っていた総士は最終決戦で敵に同化されてしまって不在、仲間の多くが戦死し、生き残っていたファフナー搭乗者は四名だけであとは初陣の後輩たち。
人柱のように、島を維持するコアとなっていた総士の妹も同化してしまい、再生の途中で島の防衛システムも不安定な状態だったが、先の決戦で生き残ったフェストゥムが容赦なく襲いかかってくる。
「蒼い空が見たいよぉー」繰り返される敵襲にファフナー搭乗者も疲弊するなか、島と人類に希望はあるのか……。
劇場版は作画や戦闘シーンがマクロスやエヴァに引けを取らないくらいレベルアップしてるし、ストーリー展開も飽きさせず面白いが、もともと登場人物が多く、設定が複雑なこともあり、テレビシリーズを見てないとついていくのは難しい。
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