星守る犬のレビュー・感想・評価
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こんな死に方、悲しすぎる
不幸のどん底を描いてます。
みんな不幸。不幸の品評会みたいな感じ。
オレが一番の不幸者(設定を争ってる感じします)
でも 最後にそこから立ち直ってる姿が映し出されていて
諦めず生きていたら次が有るんだよって、そんな風に思えます。
無名のおじさんは何故死を選んだのか????
普通なら 生活保護対象だと思う。
派遣切り、リーマンショックリストラ、やっぱり仕事は大事だと思うね。
金額じゃなくて生きていくには目的目標がないと、いけないと思う。
家族の介護、子供の教育、夫婦とも働き。
家族の長としての自覚がないといけないと思うんだな。
妻の郷里を訪れて助けを求める事が出来ずに、元気な姿を見届けただけで
終わるのだが、あそこの所で何か 訪ねに来た事を元妻に知らせた方が
良かったと思う。
何らかの意思疎通が欲しかったな。遭う事はできなくても感情の繋がりは
欲しいよ。
犬「クロ」のボールを投げつけられる所。
「すみません 今のゲームのルールがよく解らないんです」って言って
主人公の顔を見上げる所。凄くわかるんだな。
飼い主として この心情、犬の感情の理解振りは良いよ。
犬飼ってる人なら 誰でも良くあることだと思うし理解できるだろう。
ハッピーが最後にキャンプ場のバーベキュー家族から
薪、レンガ?などで 投げられて怪我して血だらけになって追われる所。
亡き主人の車に戻り そこで息を引きとる所が 泣けた。
あの可愛い顔が 振り向いた時に血だらけで、深い傷に絶句する。
なんて酷い事をするバーベキュー家族。犬きらいなんだろうけど
首輪はめてる犬ってことを判断して欲しいし、
何も 威嚇の声出して襲ってきたわけじゃないでしょ。
あそこまでして 物を投げるかな~。人って怖いな。
総じて、全体的には 不幸の設定オンパレードで
出来すぎてて ちょっと頂けない。
でも犬は可愛かったし、死ぬところは泣けたよ。号泣してる人もいた。
あの万引き未遂少年、パンまでもらって車で寝かせてもらって
翌朝 財布の金盗んでドロン~。犬より たちがわるい。
許せないね。私も一発殴りそう。
コンビニオーナーがお店倒産したけど、
港で元気に働いている姿が良かった。
やっぱし、諦めず生きていく事。
そうすれば 必ず次が有ると思うんだ。
それが この映画の大事なテーマだと思うね。
後味悪い
熟年の失業や孤独死など現代のリアルな問題ではあるなと思ったけどよく考えたら家はあっただろうし売ったとしてもお金あっただろうし、生活保護受ければいい話だし、犬をつかったお涙頂戴映画?
今時敵意のない(犬好きならわかる)犬が寄ってきていきなりあんな攻撃するか?疑問です。
そして何ヶ月も放浪してたらこのご時世保護されると思うんだけど笑
とても中途半端な演出。
ハッピーまであんな最期を迎える必要なかったしただただ後味の悪い話でした。
安易に動物を利用して中途半端な感動映画つくるのやめほしい
世の中は優しい人ばかりじゃない
オープニングは奥津と愛犬クロの物語を少々。しかし、もっと愛すればよかったと後悔する、ありきたりの物語。ここでは泣けない。
東京まで行って、そこで一人の家出娘・有希(川島)が京介の運転するオンボロワーゲンに強引に便乗する。そこから旭川まで、ロードムービーとなる。
初老の男が持病と失業による孤独死を辿る道なんて、最初は退屈ささえ感じた。しかし、あることに気づく。車の車体番号など、身元を明らかにするものは一切残してない男。最初に赴いた新宿の会社は、彼が持っていた百科事典の編集者の名前と所在地を借りたものだった。領収書を頼りに北上する奥津と有希は、訪れる地で覚えてる人に尋ね歩き、徐々に男性の優しさを知る。そうした単調に進むストーリーの中、旅館の女主人(余貴美子)、コンビニを廃業する店主(中村獅童)、リサイクルショップの夫婦(温水洋一、濱田マリ)、とにかく生活が苦しい人ばかり。唯一、マウニの丘の経営者(三浦友和)だけは普通の生活だったが・・・
さらに男(西田)の回想シーンも交え、2000年初頭から起こった社会の出来事、小泉政権誕生、リーマンショックなどの新聞記事。それに男の家庭環境が妻(岸本加代子)の親に対する介護の問題、派遣会社、そして本人の失業だ。ハローワークも何度も登場する。こうした社会問題を取り入れ、その問題提起さえ感じさせる内容になっていた。
「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを指す」ことにしても重要な問題とは思えない。むしろ、経済の慢性悪化の世の中で幸せや金品に対する物欲のことを言ってるのかとも感じさせればもっとすごい内容だったろう。
いきなりの離婚届。展開としてはちょっとわざとらしさを感じるが、これで愛犬ハッピーとの愛を強調したかっただけかもしれない。そして、男が死んでから、懸命に生きるハッピーの姿も描いているけど、最後にキャンプ場で楽しむ人たちから怖がられ、物を投げられ傷つくシーンが凄い。世の中は優しい人間ばかりじゃない?
人生は思い通りにならないけれど
リーマンショックの煽りでリストラされ、妻には愛想を尽かされ熟年離婚し、愛犬ハッピーと家を出たお父さん。
このお人好しのお父さんの財布から現金を盗んだ少年のせいで、お父さんとハッピーの旅が余計にキツくなった気がするのですが…。
旅費を浮かせるためだけに、見知らぬ男性の車に乗り込んでくる少女も相当非常識だし。
「手に入らないものなんて、眺めてるだけ無駄だよ。」「生きるってことは、所詮、無駄だらけなんだ。君のように殻に閉じこもって生きるよりも、高望みし続ける人生の方がいい…。」
「望んでも望んでも、叶わないから望み続ける。ただそれだけ。それでいい。」
希望を持ち続ける、という言い方のほうが前向きかなぁ。
愛することを恐れずに、愛するものとの別れを恐れずに。
テーマはそんな所でしょうが、何か少しズレている気がしました。飼い主の先は長くないと知り、愛犬を最期まで見届けてやれないと分かっているなら、やはり人間がペットの安住の地を見つけてあげないといけないと思います。ハッピーに見守られていても、あれではお父さんの最期も幸せには見えません。凍えながら、冬空の星を見つめて死んでいくなんて。
お月さまをチーズのように食べたくて、手の届かない月を追いかけ続けるねずみの絵本を思い出しました。
秋田犬のハッピーが好きなのは、西田敏行演じる中年のおとうさんである...
秋田犬のハッピーが好きなのは、西田敏行演じる中年のおとうさんである。おとうさんには持病があり、仕事も金も家族もなく、北海道の山中で死ぬ。 白骨化したおとうさんと、死後間もないハッピーが発見されるところから話は始まる
市役所に勤め、おとうさんの処理に関わった奥津青年は、おとうさんとハッピーが辿った跡を探す旅に出る。
いくつかのエピソードがわかり。最後にハッピーは環境の良いレストランのオーナーに飼ってもらう事を拒み、野犬として自分だけ生きる事もせず、弱っていくおとうさんから離れない。 おとうさんが死んだ後もである。
そして不幸な事から怪我を負いながらも、必死におとうさんの元まで戻り、死を受け入れる。 人間にとっては取り得が無いおとうさんでも、ハッピーは命より大事なくらい好きなのである。
犬が持つ一途で純粋な愛情は、映画に出てくる醜い人間達との対比で、一層美しく感じられる。 単純に悲しいだけではなかった
犬にとって何が幸せかを学んだ奥津青年は、自分が飼っていたクロという犬に、悲しい思いをさせていた事を後悔する。そして、ハッピーが埋められている墓に、ハッピーが一番好きな物をプレゼントし、捨てられていた子犬を拾う。 最後は奥津青年に飼われて幸せそうな子犬が映る。 俳優さんも犬も良かったです
なぜかすごく暗い気持ちになった…
おじさんを探す旅に出る主人公のシーンは
さわやかでワクワクしてすごくよかったけど
最後おじさんがイヌと共に弱り死につつあるシーンを見るのは
ほんっとうに心が折れた…
この映画では感動できない…泣けない…
え〜と・・・
犬を使えば感動作品になるのではと安直に思って観てみましたが、残念なことにちっとも泣けない。なんだこの悲惨な話し。ハッピーは激かわいそうだし、おじさんも離婚したてで自殺まっしぐらとは何事ですか。元を正せば割と自業自得的な情けななささ(涙)
本当にこの話が日本中を感動させたんですか?
人はみな、生きている限り「星守る犬」だ。
映画「星守る犬」(瀧本智行監督)から。
タイトルや予告をみても、その意味がわからなかった、
「星守る犬」という言葉が、気になって仕方なかった。
作品の中で、こう説明している。
「『星守る犬』って言葉、知ってるかい?
決して手に入らない星を、ずっと眺め続ける犬のことだ。
これ、高望みをする人を表わす例えに使うらしいよ」と。
へぇ~とメモしながらも、ちょっぴり違和感があった。
「手に入らないものなんて、眺めているだけでムダだよ」と
言い返す主人公に、祖父はサラッと呟く。
「あのね、生きるってことは、所詮ムダだらけなんだ。
君のように、殻に閉じこもって生きるよりも、
高望みを続ける人生の方がいいと、僕はそう思うよ」
そんなシーンを観ても、この「星守る犬」の単語が、
しっくり私の心に入ってこないまま、観続けた。
そして、ラストシーン。
「望んでも、望んでも、叶わないから、望み続ける。
ただ、それだけ、それでいい。
人はみな、生きている限り『星守る犬』だ」の台詞で
なるほどなぁ・・と納得した。
最後に、忠告。犬好きの人で、今飼ってない人は、
この作品はお勧めしない、飼いたくなってしまうから。
犬好きだから、観なければよかった
ラストでの、ハッピーの死ぬ原因が許せない。これにつきるよ。
自分勝手な人間、暖かい心、様々な人生
色々なこともあるのはわかるけど、何故こんな終わり方なの...
何故、2度も投げつける必要があるの?
名前がハッピーなのに全然ハッピーじゃない。
原作者やこれをいいという人の感覚がわからない!!!
ハッピーやクロの演技は素晴らしいというよりスゴイから、
よけいに (ノω・、) ウゥ・・・
だけど、北海道の人も何も思わないのかなぁ
犬守る人間に。
原作はまったく知らなかったが(ホントにいつものことで…^^;)
会社の同僚が原作ファンだった(爆)聞いたらそちらは九州を目指すという。
あら、映画は北海道だったわよ!?とまるで違うのが面白いとは思ったが、
東京~北海道まで向かう道中、震災で被害を受けた海岸線や砂浜が登場し、
そのあまりの美しさに哀しみが増した。まさに思いも寄らないとはコレだ。
原作が泣けると評判の物語だが、これは観る者の価値観によって変わる。
このお父さんと犬の死をどう捉えるか。愛する人(犬)に見守られて逝った、
幸せな最期だったと思うか、なぜお父さんは無責任な孤独死を選らばねば
ならなかったかと腹立たしく思うか…。申し訳ないが、私は後者である(-_-)
なぜならこのお父さんが(演じた西田敏行のキャラ含めて)いい人すぎるのだ。
どうしてこの人があんな死に方を選ばなければならないのかと憤ってしまう。
犬の存在は置いといて(ゴメンね)まずそっちが気持の隅から片付かないのだ。
このお父さんは仕事でリストラされ、家族にも見放され、財産も失い、更には
病気まで抱えているのだが(これがどれくらい重いのか分からない)、人生って
こんなものなのかよ?と思うと切なくなる。確かにリストラ後、やる気を失くし、
家族に迷惑をかけている。でも、女を作ったワケでも、借金を作ったワケでも、
(確かに奥さんは大変な苦労を背負ったが)家族を裏切ったワケでもないのに、
なんでそう簡単に捨てられちゃうんだろうかと…そこが切なくてたまらない。
このご時世、確かに生きていくだけで大変だ。まずは仕事すら見つからない。
でも、家族のためにコツコツと働いてきたお父さんに何かの猶予はないのか?
それまで仲の良い家族だったこの家庭が、簡単に壊れてしまったことへの憤り、
さらには身体が悪い夫に気付かなかったのだろうか?という疑問も沸き起こり…
ハッピーがいれば満足!?いんや、それじゃあハッピーまでかわいそうなの!!
ペットは家族同然だという。ならば家庭不和を喜ぶペットがどこにいるのだ。
お父さんはハッピーがいるから幸せ?満足?いんや、ハッピーはお父さんが
その家の主人だと分かっているから従うのだ。お父さんが右といえば右、左と
いえば左、お父さんの指示に従い、ピッタリと寄り添うのがハッピーの役目で
あり、生き甲斐なのである。ど~してそれが分からないのだ!!お父さんは!!
ハッピーの幸せは確かにお父さんと共に生きることなのである。だけどそれは、
死んでしまっちゃ話にならないでしょう。自分の死後、ハッピーはどうなるの?
どんな病気だったのか(命に関わる重さだったのか)分からないが、治るのなら
養生して、頑張って、また元気に生きて欲しかった。それがムリならあそこで
涙をのんで、三浦友和に引き渡すべきだったと私は思う。子供に対する責任が
親にあるのなら、ペットに対する責任は主人にあるはずだ。子供が不憫だからと
道連れに無理心中を図る親がいるが、それが親の責任だと思ってるのだろうか。
やりきれない、じゃあなんでその命は誕生したのよ?させたのよ?
大好きな人(犬)の傍にいたいのは誰もが同じである。
こんなことになるなら(死期が迫ると)玉鉄演じる市職員が想い出を語るように、
もっと、もっと、可愛がってやればよかった。遊んでやればよかった。と思う。
だけど亡くなる側にとって、自分を看とってくれる存在だけで有り難いのである。
命を看とってやるまでが責任なのだ。犬にはその責任の先が分からない…。
人の死(ペットの死)は辛いが、乗越えて何歩。共倒れなんて、選んではダメだ。
厳しいことばかり書いてしまったけど、ハッピーもクロも本当に可愛かった。
彼らの演技に合わせて俳優陣も大変だったそうだが、その分、感動も生まれた。
叶わないものを追い続けるから星守る犬、じゃあその犬守る人間になりましょう。
(あの三浦マスターの家にも犬がくるといいな。ハッピーみたいな子がくればv)
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