阪急電車 片道15分の奇跡のレビュー・感想・評価
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劇場で、嘘くさ~いとダメだししながら、じわ~りと涙をたっぷりお流しくださいませませ。
宝塚~西宮北口間を約15分で走る、
えんじ色の車体にレトロな内装の阪急今津線。
その電車に、さまざまな“愛”に悩み、
やりきれない気持ちを抱えながら、
偶然乗り合わせただけの乗客たちがいた
まずは、プロローグが記録的に長いのです。主要登場人物が各駅ごと1名ずつ八駅八名。登場するごとに人物紹介していくので、全員紹介し終わるまでに30分もかかりました。 こんな展開で、どう収束するのか気になりましたが、関西テレビの社員監督さんは、見事に8名が絡んでいく話を紡ぎ上げ、感動のラストを作り上げたのです。
こういう主人公が複数のオムニバス的な作品は、今までいいと思ったことがありませんでした。『いぬのえいが2』は単なる羅列だし、洋画の『ニューヨーク、アイラブユー』では、各エピソードの終わりの登場人物が、次の話にちょこっと登場するだけで、どれも話として物足りなさを感じてしまっていたからです。
本作もパスしていましたが、マイミクさんの熱心なお勧めで、劇場で見てきました。そんなに深い話ではないのですが、こう~じわぁぁぁっと心の琴線にふれてくる登場人物の演技に次第に涙腺が緩んでしまい、涙があふれて止まらなくなってしまいました。
作品レビューの多くは、電車の中で乗客同士がこんなに濃く混じり合うなんて、嘘くさいとの酷評が蔓延しています。しかし、一つ一つのエピソードは、あり得ない話ではありません。それを2時間のドラマに凝縮してしまうと、嘘くさく感じててしまうのも無理ではありません。でもでも、そんな嘘くささを超えて、宮本信子や中谷美紀の名演技に引き込まれ、思わず映画の虚構の世界で感動してしまったのでした。
ホントに長ーいプロローグのあと、語られる中谷美紀のナレーション。とても素敵でした。
「こんなにたくさんの人々の中で生きていても、名前も知らない人たちは私の人生に何の影響ももたらさないし、私の人生も誰にもなんの影響も与えない。世界なんてそうやって成り立っているんだ………そう思っていた。」
映像は、道行く数多くの群衆のなかで、中谷演ずる高瀬翔子が孤立し、観客に語りかけるスタイルです。沢山の人に囲まれて暮らす都会に住む刹那を淡々と語りかけてくるのでした。しかし、そんな翔子の心を癒すかのように、映画は偶然に乗り合わせた乗客たちが、少しずつ影響し合い、運命を変えていく様子を描きます。まるで仏教で言う、人と人とは仏性で無意識に繋がっているのだということを、分かりやすく語りかけるかのように。
都会で暮らしていると、隣の人の顔さえ知らないのが普通です。でも、その見ず知らずの人が、落ち込んでいる人や困っている人を、突如労ってくれたら、どんなに救いになることでしょうか。たとえ嘘くさくても、こんな話があったらいいなぁと思わせてくれるところに、まぁ涙が滲み出てくる秘密があるのでしょうか。
いい話は、いっぱい出てきます。なかでも名演技なのは宮本信子演じる萩原時江。原作でも神かがっていましたが、超能力として思えないくらいの洞察力で、中谷美紀演じる翔子の事情を見抜いて、悩みを聞き出そうとします。翔子は、ほぼウェディングドレスと見まごう衣装で、婚約者を略奪された腹いせに、結婚式へ「討ち入り」に参加した帰りでした。事情を聞いた時江は、ひと言「いい気味」と言ってのけます。そして「気の済むまで怨みなさい。それまで同じ職場に居続けなさい。」とも。
人生の機微も重ねた風格のある時江の言葉だから、重みを感じます。まして「あなたの思ったとおりで、いいのよ」と思いもかけない言葉を、赤の他人から言われると、どんなに自分が救われるものでしょうか。往々にして知人からは、「復讐なんか止めて、諦めるべきだ」と言われるのがオチですもんね。そんな言葉なんかよりかわですよ!
ああ!文字数の制約で触れられないのが残念至極。でも、このやりとりに先立つ、時江と天才子役の芦田愛菜演じる孫の亜美との、「なぜ犬を飼うことができないの」というやりとりも絶妙でした。
時江によって気づかされた翔子は、恩返しをするかのように、電車や駅で出会った人を助けていきます。ひとりの人が、ささやかでも幸福のタマゴを産み落としていくと、ピーヒーと幸福のヒヨコが孵っていき、周りのひとの心も幸福に染めていくのですね。
そして、時江に勧められて小林駅で途中下車した、翔子は人の息づかいが漂う街の魅力に惹かれていきます。このシーンを見ていると、婚約者を寝取られた恨み心では、絶対にこの街の素晴らしさを感じ取ることなんて難しかっただろうと思うのです。でも時江のひと言で、くるりと人生観を変えてしまった翔子にとって、駅に飾られた子供の絵を見ただけでも幸福感がこみ編み上げてくるのでした。幸福な感じって、与えられるのを待ってても、悲しいことばかり続くもんですね。翔子のように、自分から小さな幸福に気付いていかないと、人はずっと幸福になれないものなのかもしれないなぁ~と感じさせられるシーンでした。
その翔子が、恋人から暴力を受けている戸田恵梨香演じるミサと関わるところや、同級生からいじめに遭っている少女と関わるところも、じわ~と泣けてくる名場面が続きます。
その他に、女子高生の悦子から、恋人の竜太がエッチに誘われたとき、一見アホキャラの竜太が毅然と「お前にとって最高にいいと言える日にしたいんだ」と、きっぱり撥ね付ける台詞にもグッときましたね。
谷村美月が演じる女子大生の美帆と勝地涼が演じる同じ学校の圭一は、それぞれ学友がどん引きするくらいの野草オタクに軍事オタク。そんなオタク同士の純朴な好奇心が寄り添う姿は、可笑しくもあり、なかなか素敵です。特に美月ちゃん、可愛いですぅ~(^^ゞ
こんなふたりのクリスマスの夜のエピソードは、微笑ましく思えました。友人から美帆へ贈られてきたプレゼントの中身は、何とコンドーム。ふたりは赤面しつつも、神妙な面持ちで、圭一がせっかくだからそれを使わない?と切り出します。すると、これまた恐る恐る正座に組み替えた美帆が、御直をしながら、よろしくお願いしますと神妙に答えるところが、何とも二人らしいなぁと笑えました。
ちょっとシリアスになりかねないこんなシーンも、『のだめカンタービレ』のような感情をアニメで表現するした映像が加わるので、一段とユーモラスに伝わってくる洒脱さがこの作品の持ち味でしょう。
最後に人助けばかりの印象の強かった時江でしたが、そんな時江も電車の中で出会いが用意されています。きっと孫の亜美と共に、ヤッタね!と思わず心の中でVサインしてしまうことでしょう。
往路は10月の設定で8駅8話で伏線を張り、春になる3月の復路8駅8話で完璧に伏線を回収する形式のお話。全部をご紹介できないのがとても残念です。あとは劇場で、「嘘くさ~い!」とダメだししながら、じわ~りと涙をたっぷりお流しくださいませませ。
エンドロールには、劇中に登場しなかったシーンも登場。その意味するものにご注目を!
追伸
スタッフ・出演者の殆どが阪急電車沿線ないし、居住体験のある人ばかりが選ばれています。そんなこだわりが画面から滲み出ていましたね。愛菜ちゃんも西宮市出身です!
不器用だけど
一生懸命に生きている人々を阪急電車の今津線を舞台に上手に描かれている
とっても素敵なお話でした。
原作、脚本、キャスティングとも良くできているなと感じました。
特におばあちゃんの孫に接する態度
「小さい子供」への接し方ではなくて、一人の女性として生き方を諭す姿勢は
とっても共感できました。
また、友達を思うあまりに友達をひっぱたく女性。とっても素敵だと思います。
随所で涙腺をくすぐられました。
中谷美紀さんが演じた負けん気の強い、ちょっと高飛車な女性は苦手です。。。
でも、そんな不器用さが登場人物のすべてに感じられたのがこの映画の良いところでもあると思います。
前向きな途中下車。
関東圏に住んでいる自分には、この阪急電車自体が分からない^^;
どうやら山の手地区を走る高級なイメージがある電車らしい。
沿線には学校も多く平日は学生と住人で埋まる片道15分の路線。
想像ではかなりほのぼのとしたイメージがあった電車だが、たった
15分の乗車駅の間で、様々な事件が起こる^^;これがまた面白い。
また、特に電車好きでなくても問題なく楽しめる群像劇なので、
老若男女、地域を問わず幅広い鑑賞範囲が臨める作品だと思う。
それぞれの配役がそれぞれに短編を担っているので、自分がどの
キャラクターに類似するとか、この気持ち分かる~とか、色々な
思い入れができると思う。全体を通して目を奪うのは何といっても
元・恋人の結婚式にウエディングドレスで挑んでいく中谷美紀だが、
彼女の負けん気の強さと脆さが宮本信子演じる老婆のエスコートで
訥々と語られると、(女なら)あ~分かるよ、その気持ち^^;とか
(どうも全体的に男を情けなく描いている節もあるが^^;)共感できる。
そして彼女の立ち直りの早さと、ラストで救う小学生の女の子との
やりとりではホロリとさせられる。彼女の気強さが巧く前面に出た。
兵庫出身だという戸田恵梨香も巧い。顔だけのDV男と別れられない
女子大生役なのだが、スッと役に馴染み後半では堂々と説教をきる。
彼女の親友役でちょろりと相武紗季が出てくるのだが、彼女との
やりとりにもホロリとする。やはり友達っていいなぁ~と思える瞬間。
その戸田恵梨香に説教されるのが同じく兵庫出身の南果歩。
息子の学校のPTA奥様方との付き合いで、毎回の嫌々高級ランチ…。
このオバハン達がめっぽう喧しいので^^;コイツらに喝を入れたくなる。
(もちろんあの御方が、最後にキチっと説教して下さいます^^;)
おそらく何年か前にこの地区に越してきて、息子の学費や家のローン
で毎月一杯一杯の生活らしく、家族と家でご飯を食べるのが日課に。
しかし喜んで食べてくれる家族を差し置いて、自分だけ高級ランチに
など行きたくない…胃が痛くなる毎日。こういうのすっごく分かる^^;
断ち切りたいけどなかなか出来ないでいるお付き合い…(爆)まさに
戸田恵梨香には格好の見せ場(DV男と別れられた自分)というワケで…。
田舎出身のオタク大学生カップルを演じた谷村美月と勝地涼もイイv
軍(軍事)オタと野(野草)オタですか??^^;他人には分からなくても
趣味の世界を共有できるというのは素晴らしいこと。恥じることはない!
これからも堂々と共有域を広げていって下さい。ただ命綱はやめてね^^;
そして何といっても、この人、玉山鉄二!
大御所宮本をも唸らす(爆)彼の魅力、アホ♪こんな可愛いアホ男とは。
志望大学をなかなか断念できないでいる女子高生の彼氏役なのだが、
その子にまでアホ呼ばわりされている会社員(一応大学出)。情けなさ
満載のこの彼が、何ともいえない人情味に溢れており好感度ナンバー1。
こんな男だったら、そりゃ~好きになるわな女なら、と思う要素が沢山、
例え漢字が読めなくても(首相だと困りますが)物事を素直に受け入れて、
ここぞ!という時には男らしさを最大限発揮して大切なものを守れる、
そんな男を女の子は待っているのかもしれないぞ~(理想ですけどね)
宮本信子は文句なくいつも通りの宮本信子、なんだけど、
この人の品の良い説教ぶりには(聞き飽きても)また聞いてしまう力が。
孫にそこまで言うか?と思うあの台詞「自分で涙を…」にはビックリだが、
物事を決めるのはいつも自分自身、涙を止めるのも、男と別れるのも、
嫌な付き合いを辞めるのも、自分らしく振舞うのも、そして犬を飼うのも^^;
ってことですねー。
常に前向きな自分でありたいと願うすべての人達に贈るエール物語。
原作者・有川浩はドラマ「フリーター、家を買う。」で挫折から這い上がる
までの過程を細かく心情豊かに描いてみせたが、こちらもそれと大差ない。
どんな挫折も苦労もそれに対する努力もこれからの力になる。でもそれを
自分に教えてくれるのは、今まで何の関わりももたない人達かもしれない。
そしてたった15分乗り合わせた電車内でも、十分に起こり得ることなのだ。
知らない者同士が偶然知り合うきっかけにもなる毎日の通勤・通学路線…。
意外なところで温かいものに触れることができた作品だった。
(用のない駅で途中下車してみる。そんな息抜きが自分発見に繋がるかも。)
ここ1年間に見た作品の中では最高でした!
ほのぼの系のあったかい作品
ほのぼの系のあったかい作品。けっこう好き。
舞台は阪急今津線。なぜこの路線を選んだのかわかりませんが、ローカル線でもなく、幹線とも言えず、あまりにも普通すぎて注目されにくいというところを狙ったのでしょうか。私は関東人なので、映画から見た印象だけですが、かなり絶妙な感じがしました。
電車の車両、駅の様子、駅員や車掌の車内アナウンスなどもしっかり描かれているので、電車が好きな人はそれだけでも楽しいかも。また、阪急線沿線の人たちなら、自分の生活圏内の映画なので、さぞかし楽しいことでしょう。
タイトルに"片道15分"とあったので、この時間にはこだわりがあるのかと思いましたが、別に実時間で作られているわけではありませんでした。途中に回想シーンなんかを挟みながら物語が進行するから、仕方がないですね。
もともと知り合いではない人たちが、阪急電車の中でどのように関わりあうのかと思ったら、結構直接的に関わっていましたね。私は、もっと弱いつながりを予想していました。特に、最後、中谷美紀と戸田恵梨香が仲良くなるところは、個人的にはなくてもいい気がしました。あの感じだと、その後継続的に付き合っていきそうな雰囲気でしたが、電車の中でお互いの人生が一瞬だけ交差する、その刹那の物語で終始した方がいいと思うのですが…。
出演者は関西出身の人とそうでない人がいたようですが、割と関西弁は抑え気味?というより下手な感じがしましたが、これも関東人である私には正確な評価ができません。
戸田恵梨香さんが関西出身なのは何となく気づいていました。
関西の人は、カ行の母音をはっきりと発音する傾向があります。例えば「タクシー」なら、関東の人の場合は「takshi-」とほとんど"k"の子音のみしか聞こえませんが、関西の人は「takushi-」となり、"ku"の母音の"u"をはっきりと音に出します。
戸田恵梨香さんの発音は、関西弁のセリフではなくても、このカ行の母音の特徴がはっきり現れています。
後の出演者の出身地は知りませんでしたが、調べてみると予想以上に関西出身の人が多いようです。なんと、芦田愛菜ちゃんも兵庫県出身のようです。
よく撮影したね
笑みが絶えないとても暖かい映画
邦画の良さを引き出している映画だと思いました。
ストーリーが坦々と流れていくのですが涙と笑い、洋画では出せない日本の本来の空気感のある良い映画でした。
久々にとても良い映画を見て、帰りは幸せな気持ちで帰れました。
このような映画を作って下さった全ての方に感謝の気持ちを表したいと思います。
ありがとうございました。
泣かないで頑張る。頑張るために泣く。
無知な私は、「ありかわ ひろし」さんと読んで、男の人だと思っていました。
「ありかわ ひろ」と読んで、女性の方だと知って、納得です。
作品に登場する、その辺りにいそうな女性達を、とてもステキに、個性的に、描いていていました。
片道15分。
駅の数、8つ。
そんな≪いつの間にか皆顔見知り≫的ローカル線。
悩みなんて一つもないわ・・・なんて人はいなくて、皆、悩みを持っていて、それでも生きていかなければならない。
でも、
どうしようもなくなった時。
進退極まったかと思った時。
投げやりな気持ちになった時。
誰かに、そっと温かい手を差し伸べてもらえたら・・・
その誰かが、知っている人であっても、全然知らない人でも、この気持ちを理解してくれる人だったら・・・、
そして、話を聞いてくれたら・・・
そんな、人の優しさにふれたら・・・
思いっきり泣いて、泣いて、次の一歩を踏み出せる。
頑張るために、思いっきり泣く。
今まで、泣かずに頑張ってきた気持ちが、報われる気がする。
こんなご褒美があっても良いよね。
宮本信子さんの、凛としたおばあさん。
中谷美紀さんの、気の強い女性。
二人の翔子の場面も、良かったな~。
南果歩さんの家族。
玉山鉄二さんのような男性。
いいな~。
(映画を見てから、日数が経っているので、役名を忘れた)
少し気になったことがある。
うるさいオバサン達を、一見して、セレブとわかる見かけにして欲しかった。
これでは、大阪のおばちゃんだわ。
その方が面白いけど、阪急だからね。
それと、安めぐみさんに、本当はもっと気の強い女なんだということがハッキリとわかる場面を、あと一つ作って欲しかったな。
あったかい映画です!
こんなに見知らぬ人達が、ふれあうことはないけれど…、
そこは映画、奇跡✨
セリフにもあったけど、人生って、そんな悪いものでもないんだなって思いたくなる、映画です。
個人的に…阪急電車、西宮北口も懐かしくて、なおさら😆感傷にひたりました。
ホッとした雰囲気の作品に仕上がっています。
有川浩のベストセラー『阪急電車』の映画化。映画化に際しては、阪急阪神ホールディンググループ全面バックアップ。関西地方では、全国公開に先駆け4/23から先行公開された。
概ね、原作のまま、映像化されたように思いました。もっとも、上映開始直後は、登場人物それぞれの背景説明で、「冗長だなぁ」と思いましたが。でも、本と違って、一瞬で流れていく映像作品なので、ああ言う背景説明が無いとその後のストーリーの理解が不能ですね。
自然な関西弁を話す戸田恵梨香を見て、「そう言えば、戸田恵梨香って兵庫出身だったよなぁ。」と思い出演者を眺めてみると、他にも居ました(笑)、関西出身者。南果歩(兵庫)、谷村美月(大阪)、相武紗季(兵庫)、有村架純(兵庫)、芦田愛菜(兵庫)、玉山鉄二(京都)などなど。って言うか、多分、狙ったんですよね。
実は・・・、有村架純と本仮屋ユイカの区別が付きません(爆)。最初、スクリーン上で有村架純が出てきたのを見たとき、「あ、彼女(=本仮屋ユイカだと思っている)、まだ高校生役やるんだ。」と思ったんですが、何か、少し違う気も。後で調べたら、本仮屋ユイカではありませんでした(*_*)。有村架純のプロフィール写真見ると、全然、本仮屋ユイカと違うんですけどね・・・orz。
実は、3.11以降、妙に涙もろくなってしまっているのですが、だからなのか、思わずホロリと言うシーンもあります。って言うか、登場人物はそれぞれ、結婚間近の恋人に裏切られるとか、彼氏がDV男だとかの背景を抱えていて、冷静に考えてみると、みんな結構波乱万丈な生活を送っていると思いますが、それをそうとは感じさせない様な、ホッとした雰囲気の作品に仕上がっています。3.11以降の、ドンヨリとした雰囲気のある今の日本には、いい作品だと思います。
線路も人生も続く。
ちょっとホロリちょっと笑い
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