劇場公開日 2011年8月20日

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「【”産みの愚かしき母より、気骨ある情のある漢。” シングルで子供を育てる大変さを、それ以上の可愛らしい姿で”親”に返す子供達の姿が印象的な作品。】」うさぎドロップ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”産みの愚かしき母より、気骨ある情のある漢。” シングルで子供を育てる大変さを、それ以上の可愛らしい姿で”親”に返す子供達の姿が印象的な作品。】

2021年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

■感想

 1.誰も引き取らない祖父の”隠し子”りん(芦田愛菜)を勢いで”俺が育てる!”と、引き取る大吉(松山ケンイチ)の姿。
  ー その後の、二人での通勤ラッシュの中での保育園、会社通いのシーンなど、余りに大変そうで切ないが、大吉、良い漢だなあ・・。産みの愚かしき母親より、気骨ある情の深い漢。 ー

 2.コーキママ(香理奈)との、保育園での出会い。そして、コーキママが、切ない思いを大吉に告白するシーン。
  コーキが、りんと父親の墓参りに行くシーン。周囲は、行方不明だ!と大変な状況になるのだが、大吉が”子育てのために”変わった職場の若者たちやコーキママ、大吉の両親、姉(桐谷美鈴)が、必死に二人を探すシーン。
  - 皆の姿(特に職場の茶髪のお兄さんたちの姿・・)が必死に探す姿。そして、コーキがママの嘘を知っていて、墓参りをした理由・・。-

<子役の方が、大きくなって映画の主演を張る事は、稀であると思う。だが、芦田愛菜さんは、こんなに小さな頃から活躍し、昨年は「星の子」で、邦画の名俳優お二人と共に、見事な演技を見せてくれた。
 ご両親の育て方と、ご本人のご努力の賜物であろう。
 今後の、更なるご活躍を祈念します。>

■少しだけ・・
 ・コーキママには、大吉にはきちんと”お相手”がいて、今は邦画界を背負って立つ凄い俳優さんになっているよ・・、コーキママも頑張れ!とお伝えしたい。

NOBU