「希望は残しつつ」ロストパラダイス・イン・トーキョー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
希望は残しつつ
イメージは暗いながらも起こりそうな嫌な場面もなく、会社の上司やドキュメンタリー班とのイザコザが少し、奥田瑛二の独りよがり。
兄を挟んで孤独な二人の恋愛物語にはならず、ボートを漕いで車に轢かれ再会が果たされるのか、ラストは清々しいようで不穏な雰囲気を残しながら、少しの希望はあるような。
無名だろうが知名度があろうが作品の良し悪しに関係はないような、山田孝之や綾野剛に松坂桃李、佐藤健など人気俳優で撮っていたら地味なイメージよりも話題に評価も上々、これが白石和彌の初期衝動にしてはおとなし過ぎるのだろう。
コメントする