「伝記は難しい」レオニー カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
伝記は難しい
題名の「レオニー」とはイサム・ノグチという彫刻家の母のファーストネーム、
その母の生涯の物語り。
レオニーを演じる主演女優はエミリー・モーティマー。
彼女、「シャッター・アイランド」にも出ていた女優さんですが
気がつきませんでした。
映画の中で
十代後半から八十代ぐらいまで演じるのですが、本当の年齢は?
と思わされました。
老けた感じが様になっていて、結構なお年なのかなぁ、と思っちゃいましたが、
まだ三十代後半、それだけ上手かったという事だと思います。
レオニーの人生はかなり起伏があるドラマチックな人生だったと思う。
が、淡々とした感じにまとめあげられた印象をうけた。
これは、美しい映画に仕上げられたせいもあろうが、
人の人生を2時間程度にまとめるという伝記映画のもつ
難しい面なのだと思う。
ヨネからイサムへ二人の芸術家を創り上げたパッションを
前面に出しても良かったのでは、と思う。
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