「三組三様の愛のカタチ」TSUNAMI ツナミ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
三組三様の愛のカタチ
映画館で観る予定がかなわず、WOWOWで放映されたときに観ようと思っていたのに、直前の東日本大震災のため放送中止になった・・・と、地震の悲しみから立ち直り、ようやく観ることができた。
2004年、インド洋で遠洋漁業に出ていたマンシクは、想いを寄せていたヨニの父親を亡くしてしまう。それ以来、商店街組合長となったマンシクはおどけた表情でヨニをかばいながらも、告白できないままだった。演ずるソル・ギョングが微妙な心理で喜劇風に他の男を寄せ付けない役をうまくこなしていた。
マンシクの弟ヒョンシクは救命隊員を務めているが、バカンスに来ていた女子大生キム・ヒミを救助して以来、ヒミに付きまとわれる。この二人がコメディ担当で、前半では笑いを提供してくれるのです。下唇噛むのは痛そう・・・
そして、メガ津波を予想していたキムは7年前に離婚したユジンと娘ジミンに再会し、動揺を感じながらも調査を続ける。さらに都市開発を進めるため大型スーパー建設のために根回しに奮闘しているドンチュンも絡んでくる。
繁忙期には100万人もいるという夏のヘウンデ海岸。一斉に避難なんてできない。しかし、自然は超巨大津波となって襲ってくるのだ。映像がとにかく凄い。潮が引いていくときの方が被害が大きいなど、現実的だと感じたのものの、やはり日本の地形がおかしくなっていたり、対馬が沈没するとか言ってたり、震源地が移動する根拠は嘘くさくてしょうがなかった。
電信柱にしがみついていたマンシクとヨニの映像では、やはり東日本大震災を思い出して重ねて見てしまったため、涙はこらえようがなかった。
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