ステキな金縛りのレビュー・感想・評価
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三谷作品の不幸な敷居
観ている間の退屈は皆無ですが、観終えると「あの登場人物、エピソードは必要だったのか?」という疑問がぼんやりと浮かんできました。例えば、主人公の同居人。ドラマ撮影の見学。オールスターキャストとなると、ばっさりカットも難しいのでしょうか…。(大泉洋は、エンドロールで写真のみ出演でしたが。)
三谷作品は好きです。それなのに公開から数か月後にやっと観るに至った要因は、何より上映時間の長さでした。郊外のシネコンへの往復時間プラス上映時間の二時間半(東宝作品の予告もたっぷりつきました。)…となると、育児中の身ではなかなか容易に足を運べません。(子ども連れOK上映会に採用していたシネコンもありましたが、二時間越えの映画で子どもを「持たせる」のは難しいかと。)そんな物理的要因で敷居が高くなるのは、三谷作品にとって不幸なことだと思います。私見ですが、三谷作品を楽しむのは、歌舞伎やオペラを楽しむ感覚とは異なるはずです。
さらに言うと、私が大スクリーンで観たい三谷作品は「ばらばらな人々が、いつの間にか一つの方向に進み繋がっていく」物語です。主人公と相棒がくっきりと軸となる物語は、どちらかと言うとテレビドラマ向きで、本作は後者のように思われました。浅野忠信や阿部寛が演じた役柄に、もっと絡んでほしかったです。
…でもやっぱり、三谷作品は好きです。次も楽しみにしています。
やっぱり
深津絵里さんの可愛さに終始打ちのめされ、竹内結子さんの姿をもっともっと見たかったと涙し、KANさんのほのぼのに癒されて、TKOの人に少しの嫌悪感を感じながらの澄み切ったエンディング曲でフィニッシュでした。
長さを感じない面白さとテンポのよさ!
亡き中村靖日さん
前から観たかったのですが、尺が長いので
本日中になってしまった
豪華キャストで驚いてしまった
篠原涼子さんと浅野忠信さんはわからなかった
西田敏行さんはまさにはまり役でしたね
裁判官の隣にいた方が
先月お亡くなりなった
中村靖日さんでした。
一言も発せず、でもすぐに彼だとわかりました
三谷幸喜監督はあまり縁がないです
来月新作が公開されますが
皆様のレビューを見て
観に行くか判断します。
そうだ、三谷幸喜を観よう。豪華キャストを湯水の如く使った贅沢な作品。そして裁判所の紙の件。
面白そうな邦画をアマプラで探していて。
きっと観ていたはずの『ラヂオの時間』を見かけたんですが。例によってレビューは書いていないので、もう一度鑑賞をとも思ったのですが。ちょっと変わったことをやりたい気分になって。
三谷監督作品で、他に面白そうな作品はないかなー?と思って調べてみると、ほんっとに豪華キャストオンパレードのこちらの作品に行き当たりました。文世さんも、佐藤浩市も、阿部寛もご出演ですし。幕の内弁当かよ。
三谷監督の法廷物といえば、大好きだったテレビドラマ『合言葉は勇気』が私史上最高級評価でしたので、大いに期待が高まるわけです。
キャストの予習のみの、そんな行き当たりばったりでの鑑賞スタートです。300円課金したから、48時間以内に集中して楽しまなきゃ。
オープニングクレジットの最後に出てきた「Once in a blue moon」の意味がわからなくて。調べてみました。英語さっぱりなので勉強しなきゃ。
「ごくまれに」「めったにない」という意味なのですね。新鮮な学びの喜びナイス。ひとつ賢くなりました。忘れずに覚えていられたらですけれど。
悪い癖です。お話について語るのがレビューですよね。
まず、ノーメイクすっぴんフェイスの深津絵里が、私的萌え琴線に触れました。生活に疲れきったような幸薄い系の顔立ちが好みなので。加えて黒スーツ姿でしょ。これ完全に触れまくっています。←なにそのピンポイントな性癖w そして深津さん、なにげに失礼なこと申し上げてごめんなさい。
お話について語るのがレビューでしたよね。←2回目
阿部寛、中井貴一ご両名登場で、画面が一気に引き締まりました。
予習として、Wikipediaを覗いたんですが、前述の通りキャストの豪華なこと豪華なこと!佐藤浩市を始めとして、錚々たる面々のオンパレード。どこを切っても主役級の金太郎飴状態。ってなことを思っていたんですよね。
ところがどっこいでした。その佐藤浩市も、物語の本筋には全く絡まないモブキャラ扱い。
大泉洋に至っては、役名もなく“勝訴を持つ男”役で、勝訴の紙(ここ、あとでたっぷり語ります)に顔が半分隠れた状態でのご出演だもの。完全にエキストラ状態。 豪華すぎるキャストを湯水の如く消費しきった「Once in a blue moon」な映画です。
落ち武者の亡霊を演ずる西田敏行は、幽霊にしては濃すぎるキャラクターでミスキャストかと思っていました。最初は。
むしろパパ役を演じた草彅剛くらいに線が細い青白フェイスの方が幽霊顔に似合っていると思ったりしました。←草彅さんも失礼申し上げてすみません。
ですが物語が進むにつれ 、西田さん独特のコミカルなキャラクターがぴったりとハマっていたように思い直しました。
幽霊が【見える】【見えない】の間で繰り広げられる、三谷ワールド全開の、オーバーアクション・ドタバタコメディーが、大変面白かったです。特に中井貴一のキャラが立っていました。
三谷作品ということで、鑑賞前は、ワンシチュエーションの法廷劇かと早合点していたのですが、よい意味で裏切られました。
残念に思ったことは、最終弁論のシーンで、幽霊こと西田敏行は現れず、お話に絡んでこなかったことかな。
ここはまぁ主人公の成長劇がテーマのようなので、切り札(幽霊)をあえて省くことで、それを効果的に描きたかった故のことなのかな?と思いました。
そして触れますよ。エンドロールのワンカットのみのスチールでご登場の大泉洋の持つ「勝訴」の紙について。
私、あの紙って裁判所の売店で売られているものだと信じてるんですよね、ずっと以前から。
と言うのも、裁判でまさか「不当判決」の紙は縁起でもなくて、そんな物を用意して来るはずなんてないと思っていて。
なので裁判所には、きっと売店があるはずなんですよ。
そこで判決に合わせた紙を買ってるんですよ。
「勝訴」の方がご祝儀感覚でお値段高いの。そして高名な書道家の書いた紙は家宝級なので、かなりのプレミア価格なの。
傍聴人も休廷の間はお腹だって空くだろうに。お茶で幕の内弁当くらいは食べたくなると思うじゃないですか。焼きそばパンでもいいし。
あるよね絶対に!裁判所には売店が!←なにその決め打ち
三谷作品でベスト
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弁護士の深津が妻殺しの容疑をかけられた者の弁護をしていた。
その人にはホテルの一室で金縛りになっていたというアリバイがあった。
しかしそんなものは法廷では認められない。
深津はそのホテルへ行き、落ち武者の霊である西田と出会う。
そしてアリバイ証明のため法廷にて証言台に立ってもらう。
そもそも一部の人間にしか見えないのだが、検事の中井にも見えた。
裁判官も正式に証人として認めた。
しかしこの落ち武者は歴史的には濡れ衣で裏切り者とされていた。
なので証言は信用できないと中井が主張し、深津は不利となる。
しかしこの濡れ衣を子孫が晴らすことにより、持ち直した。
西田はこの世の未練が晴れた事で成仏でき、去った。
その後深津はある事に気付いた。
西田は死後の世界から死人を連れて来る事ができるので、
容疑者の妻を連れて来てもらおうとした。が、見つからなかった。
って事は妻はまだ生きてるのではないか?
その予想は正しく、妻はそっくりな姉を殺してすり変わったのだった。
深津は霊界の偉いさんに法廷に姉の霊を呼び出してもらった。
姉は妹が犯人と明言、中井もさすがに白旗を挙げ勝訴、解決。
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三谷作品はあんまり好きではないんやが、
この作品はとてもおもしろかったわ。おれの中ではベスト。
今まで深津をかわいいと思った事ってあんまり無いんやが、
天真爛漫な感じの主人公を好演してて魅力的だった。
全体に屋内のシーンばかりで画面が暗いのと、アップが少ないのとで、
20歳代の役にしか見えんくてかわいかった。
検事役の中井も相変わらず安定した演技が光ってた。
弁護士と検事は敵同士ではなく、事実を明確にするという意味では、
それは味方なのだというセリフは良かったなあ。
あと相変わらず物理にうるさいおれなんで一応突っ込むが、
霊は物質に触れられないのに、息のみ有効で笛は吹けるってのは変。
まあそもそも喜劇なんでそこは別にええねんけど。
あと阿部が死ぬ時のセリフ、天一のラーメンもう1回食いたかった、
ってのも秀逸。ってかこれ実は広告で宣伝費もらってたりして(場)
大泉洋さん、アレだけでいいんですか!?
最後のエンドロール「勝訴」の紙を持つ男の人が大泉洋さんだったという。しかも出演はそれだけ(!?)で勝訴の紙にお顔が半分隠れているという…とんでもないカメオ出演、ご馳走様です!!
(いやはや、粒ぞろいの役者さんばかりで!! は〜…贅沢なコース料理を心ゆくまでいただいたかのような気分に浸れました…! ありがとうございます)
難解な事件を前代未聞の解決策で乗り越える中で、人が成長していく様を描いているステキな映画です。
難解な事件を解決する中で、
人として大きく成長していくHUMAN STORYを描いています。
三谷幸喜作品らしく、
ユーモアも満載、でも、感動するシーンがたくさんあるので、見応えがあります。
ちなみに、三谷幸喜監督の
「ザ・マジックアワー」を見たあとに、この映画を観る方が、本作品を楽しめると思います。
・子供→大人
・三流→一流
etc.
何かしら成長するためには、今の自分から卒業する必要があります。
つまり、「卒業」には、「別れ」がつきものです。
本作品でも、次のステージに行くために、いろいろと手放していく場面も描かれています。
ちょっとした切ない部分もありますが、全体的に温かさを感じるようなステキな映画です。
裁判は勝ち負けではないからね。壁に耳あり障子に目ありな映画
内容は、若くして弁護士の父親を亡くした自信の無い駄目弁護士の娘北条と無実の罪で打首にされた落武者更科六兵衛が、同じ無実の罪に向き合う矢部五郎を弁護し自信を取り戻すまでの法廷内ドタバタコメディ。好きな言葉は『ごめんなさい』『もっと早くその言葉が聞きたかった…』裁判の行き詰まりから家庭内不和に発展して感情にまかした言葉で相手を傷付け謝罪する場面。そして落武者に『自信が足らぬ。自分を信じずして誰が信じられるか?!』と言われ一度も聞こえなかった父の声を最後には法廷内で聞き同棲相手ともよりを戻せ自分に自信を取り戻す時には、もう六兵衛の姿は見えずこれからの未来に向かうエンドロールは元気をいただきました。死のメタファーとしての落武者は必要無くなりそれでも守護霊として父と共に見守ってくれてる『1人ぢゃない!』と自信を持って発言してする姿は伝えたかった事の一つなんだろうなぁと感じました。好きなシーンはエンドロールの最後に肖像画更科六兵衛が笑って無念を晴らせた所でも成仏はしないと写真に映り込む場面で非常に強い優しさと主従関係が結ばれていてホッコリしました。感じた事はやはり死んだ被害者から証言を得られればどんなに冤罪や間違いや無念が氷解することが出来ると思うとたらればながら面白さを感じました。
三谷ワールド初体験
初めて、三谷幸喜さんの作品を見ました。
感想はまぁ面白いです。
想像の範囲を一歩も出ない内容でした。
草彅くんが、オープニングで紹介されていながら、いつまでたっても登場しないので、これはきっと父親役なのだろうな。と予想出来ました。
そうなると、ストーリー的に、感動の再会で終わるかぁ~。
なんて、途中から予想してしまった。
だから、あのオープニングは無いと思いました。
2014.1.22
随所に笑いが散りばめられた、三谷さんの名作
深津絵里さんと西田敏行さんのテンポのよい掛け合いはもちろんですが、
中井貴一さんがいい味出してます。
一応はサスペンス?なのですが、コメディに全振りしているので、どなたでも楽しめます。
最後はほっこりするので、ぜひご家族で笑いながら見てもらいたいです。
三谷幸喜の中ではこれがいちばん好きかなぁ。 ちょっと長いのがあれだ...
三谷幸喜の中ではこれがいちばん好きかなぁ。
ちょっと長いのがあれだけど、設定やストーリーがおもしろく楽しめる。
ちょっとした役でもキャストが豪華。
西田敏行の落武者幽霊の六兵衛が最高でした。
終始シュールなコメディ喜劇
まず、幽霊が証人という設定が面白いです。幽霊が見える人と見えない人がいて、その対比が面白かったです。
そして、ところどころシュールなシーンが出てきて面白かったです。
深津絵里さんと西田敏行さんが役にピッタリで親しみやすい役柄でした。キャストが豪華で、大したことない役に大物俳優が出ていて見ていて楽しかったです。
笑った
2度目の鑑賞だが殆ど詳細を覚えておらず、ほぼ初見。
存分に笑わせてもらったが、中井貴一のラブラドルとの再会シーンと最後の深津草薙のシーンはじーんとさせられた。
テロップ見るまで谷間をたっぷり見せてくれるウエイトレスが深キョンと気付かず。
西田中井深津生瀬戸田と演技巧者が勢揃い。
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