「凧の象徴。」彼女が消えた浜辺 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
凧の象徴。
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名画座にて。
2009年のベルリン国際映画祭で監督賞に輝いたイラン映画。
イスラム教義と女性が自由を求める難しさ、イラン人の文化を
まざまざ見せつけてくれる作品なのだが、加えて群像劇であり、
ミステリーにもなっているところが面白い。
A・クリスティじゃないけど^^;ある意味(犯人?)探しのような、
真相を探る過程で失踪した女性がどんな人物だったのか、
彼女と旅に同行していた友人らがどんな人物であるのかが、
並行して描かれるので最後までまったく飽きない。
彼女の自由の象徴として凧が使われているのだが、その辺りの
描写が他の場面と比べてもワリと雑で^^;ちょっと勿体ない気が。
婚約者の善悪も今ひとつ微妙で分かり辛い。
修正次第でハリウッド映画にも為り得る題材なので次作に期待。
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