「実話ゆえの感動」小さな村の小さなダンサー kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
実話ゆえの感動
バレエの舞台シーンがとにかく素晴らしい!ですが、ただのバレリーナのサクセスストーリーではありません。
文化革命の真只中の中国や亡命先アメリカとの対比、時代背景、思想とかとっても分かりやすく描かれています。
毛沢東の大きな肖像画の前でバレエのレッスンをしている光景や、主人公の母親が「政治が11歳の息子を私から無理やり奪ったのに、今度は反革命分子呼ばわりするのは勝手すぎる」と官僚を罵倒している姿が印象的でした。
ラストはそんなつもりでなかったのに、泣かされてしまいました。自分の夢を自由にかなえられる時代と国に生きていることの有難さを再認識させられた鑑賞となりました。おすすめです。
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