日本のいちばん長い夏のレビュー・感想・評価
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何じゃこりゃ!?残念会
この似たタイトルからあの作品の別バージョンかなと思ったら、何じゃこりゃ!?
1963年、戦争の中枢にいた軍人や政治家たちが集まって戦争を振り返り、熱い議論が交わされた座談会。
演技経験の無いジャーナリストや著名人たちが当事者たちに扮し、座談会の模様を再現した文士劇。
…って、何じゃそりゃ!? 最初、意味分からんかったぞ。
戦争の中枢にいた者たちが語る“あの時”の裏話。
実録映像も交え、興味深い。
これを実力派俳優たちで実録劇としてやったらスリリングで見応えある力作となったであろう。
何故これを、訳分からん文士劇としてやった?
棒読みや抑圧の無い博識人たちの脱力学芸会にドン引き。
座談会と言うより残念会。
映画としてやるような事…?
NHKのドキュメンタリーか再現ドラマでやれや。
何じゃこりゃ!?
誰がポツダム宣言を受諾したのか
昭和38年に行われた座談会を再現、誰がポツダム宣言を受諾したのかを明らかにしている。
ソ連参戦の密約や、原爆投下の意思決定時期など、政治家と軍部の関係などが明確に語られる。
東南アジアの日本軍兵士、沖縄戦での従軍看護婦などの話しは涙なくして聞くことは出来ない。
予想外によかった!
知的興奮!の展開
公開前ですが試写会で鑑賞しました。
いったいどんなものだろう??と先入観を持っていた「文士劇」という演出スタイルですが、重いテーマを伝えるために、とても効果的な演出と見終わったあとに大納得。
学校の授業等で教えられる表面上の事ではない、全く知らなかった戦争の真の部分を見る事が出来るとともに、言葉が単なる台詞ではなくリアルなものとして伝わってきます。
ドキュメンタリードラマという事実に基づいた展開に鳥肌が立つような知的興奮を覚えつつ、310万人もの同胞が戦争で亡くなったという事実には、ただただ呆然としてしまいます。
バラエティー番組とは違った迫真の名演を見せる国際弁護士の湯浅さんをはじめ著名文化人の方々の演技も自然で、素晴らしい作品でした。
見終わったあとにテーマについて人と話したくなる映画です。
ただ普天間問題とか核廃絶とか自分には関係ないことだ…と思っている人たちには「寝られる映画」なのかもしれません。
はやりの3D映画もいいですが、こういう骨太のドキュメンタリーが支持されるとすれば、日本の未来も明るいのではと思います。
ざっとネットで感想を探ってみても、否定的な意見よりも評価する意見が多いことに、日本の未来に希望が持てる思いです。
これって映画?
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